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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (98 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

294202

※事務処理用

提案される医療技術名

周術期口腔機能管理後手術加算

申請団体名

日本造血・免疫細胞療法学会
07血液内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

22小児科
関連する診療科(2つまで)
37歯科・歯科口腔外科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

周術期口腔機能管理後手術加算



追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

通則17
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

既存項目である周術期口腔機能管理後手術加算で評価対象とされている手術等のうち、造血幹細胞移植に際しての口腔内の管理を目的とした歯科
医師との連携については、その難易度や臨床上の有用性を考慮し、高い評価とする。

文字数: 103

再評価が必要な理由

現在、造血幹細胞移植における歯科医師との連携は、周術期口腔機能管理後手術加算で固形腫瘍等の手術と同一の評価(手術に際して200点)で
あるが、より高い評価が妥当である。移植前の歯科治療は、患者の易感染性で、歯科処置に付随する感染リスクが高く、技術的に難しい。また、
移植後急性期は、重症の口腔粘膜障害をはじめとする口腔有害事象が高頻度に発生する。歯科医師は無菌病床に往診し、技術的に難しい重症の口
腔粘膜障害の感染管理および疼痛管理を行うので、診療回数および所要時間が長い。当該技術は日本造血・免疫細胞療法学会のガイドライン〔造
血細胞移植後の感染管理(第4版)〕において必要なものされている。さらに、同学会および日本がん口腔支持療法学会は、当該技術について、
令和4年11月に新たに「造血幹細胞移植の口腔内管理に関する指針(第1版)」を発表している。患者の死亡リスクや全身性感染症の減少等、治
療成績を向上させるとともに、口腔粘膜障害等、患者に苦痛をもたらす有害事象の予防対策を推進し、造血幹細胞移植医療の質を向上させる医療
技術と位置付けている。歯科医師との連携を推進するために、技術の難易度および労力に見合った評価が必要である。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

現在、造血幹細胞移植における歯科医師との連携は、周術期口腔機能管理後手術加算で固形腫瘍等の手術と同一の評価(手術に際して200点)で
あるが、より高い評価が妥当である。移植前の歯科治療は、患者の易感染性で、歯科処置に付随する感染リスクが高く、技術的に難しい。また、
移植後急性期は、重症の口腔粘膜障害をはじめとする口腔有害事象が高頻度に発生する。歯科医師は無菌病床に往診し、技術的に難しい重症の口
腔粘膜障害の感染管理および疼痛管理を行うので、診療回数および所要時間が長い。当該技術は日本造血・免疫細胞療法学会のガイドライン〔造
血細胞移植後の感染管理(第4版)〕において必要なものされている。さらに、同学会および日本がん口腔支持療法学会は、当該技術について、
令和4年11月に新たに「造血幹細胞移植の口腔内管理に関する指針(第1版)」を発表している。患者の死亡リスクや全身性感染症の減少等、治
療成績を向上させるとともに、口腔粘膜障害等、患者に苦痛をもたらす有害事象の予防対策を推進し、造血幹細胞移植医療の質を向上させる医療
技術と位置付けている。歯科医師との連携を推進するために、技術の難易度および労力に見合った評価が必要である。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

周術期口腔機能管理後手術加算は、手術等において、歯科疾患を有する患者や口腔衛生状態不良の患者における口腔内細菌による合併症や、薬剤
投与等による免疫力低下により生じる病巣感染、および術後の栄養障害に関連する感染症等の予防等を目的とし、歯科医師との連携を評価する加
算である。造血幹細胞移植に際しての口腔内の管理における歯科医師の連携を含む「周術期口腔機能管理後手術加算」は、平成30年度診療報酬改
定時に造血幹細胞移植が含まれ、他の悪性腫瘍等の手術と同じく200点となっている。令和2年の診療報酬改定では、医科診療報酬点数表 第2章
特掲診療料 第10部 手術 通則 17において定められている。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

通則17

医療技術名

周術期口腔機能管理後手術加算

1297