提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (134 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
299101
透析患者における弁膜症治療の選択
日本透析医学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
05腎臓内科
03循環器内科
関連する診療科(2つまで)
06糖尿病内科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
─
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
リストから選択
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
透析患者の弁膜症治療に対し透析医(透析専門医、腎代替療法専門指導士
並びに家族への説明・同意を行う。
等)と循環器医と共同で治療計画を作成、患者
文字数: 71
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
維持透析患者
透析患者の多くは弁膜症を有しており、致死的合併症である。治療として内科治療、外科治療、カテーテル治療があるがそ
の選択の多くは循環器医(心臓血管外科、循環器内科)に依存している。しかし術前・術後管理並びに長期管理に関して透
析医が多くを行っているのが現状である。また外科的治療の人工弁の選択に関しては2020 年改訂版弁膜症治療のガイドラ
イン(文献1)では生体弁・機械弁の選択に関して”まだ結論は出ていない.個々の症例で話し合って決めるしかなく,今
回のガイドラインでは,どちらかの弁を推奨するということはしない”とされている。治療法選択に対して患者と透析医と
循環器医との共同作業が必要となる。
文字数: 294
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
末期腎不全(維持透析患者)、心臓弁膜症にて外科的治療(外科的弁置換術:機械弁・生体弁・自己心膜など、カテーテル
治療TAVIなど)を必要とする患者、年齢制限は有しない
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
透析患者の弁膜症治療法選択に対して患者と透析医と循環器医との共同作業が必要となる。具体的には透析医と循環器医
(循環器内科・心臓血管外科)と共同で術前に治療計画を作成、患者並びに家族への説明・同意を行う。更に術後定期的
(周術期並びに4カ月毎)に関連医療者による治療方針の検討を行う
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
B
番号
001-31、K555-K559
医療技術名
腎代替療法指導管理料, 弁置換術
既存の治療法・検査法等の内容
★腎代替療法指導管理料:腎臓内科の経験を有する常勤医師及び腎臓病患者の看護に従事した経験を有する専任の看護師
が、当該患者への腎代替療法の情報提供が必要と判断した場合に、腎代替療法について指導を行い、当該患者が十分に理解
し、納得した上で治療方針を選択できるように説明及び相談を行った場合に算定する。★弁置換術:弁置換関連術式
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
弁置換術の選択に関しての結論は示されていない(文献1)。透析医学会血液透析患者における心血管合併症の評価と治療
に関するガイドライン(文献2)においては周術期管理・抗凝固薬(ワルファリン)使用のリスクに関して提示されてい
る。治療法選択に対して患者と透析医と循環器医との共同作業を行うことにより透析患者個々の状態に適した療法選択が可
能となる
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