提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (153 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
301102
提案される医療技術名
脛骨遠位骨切り術
申請団体名
日本足の外科学会
30整形外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
リストから選択
特になし
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
変形した足関節に対して脛骨遠位を骨切りして変形を矯正し、距腿関節の適合性、アライメントを整えることにより、足関節
機能の温存と除痛を図る術式
文字数: 69
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
変形性足関節症
変形性足関節症に対して人工関節置換術、足関節固定術が行われているが、人工関節では耐久性の問題から労働やスポーツが
制限され、足関節固定術では労働やスポーツは可能であるが、長期的には隣接関節に影響を及ぼすことが危惧される。脛骨遠
位骨切り術は足関節機能を温存できる術式であり、社会復帰、健康寿命を伸ばす一助となるにもかかわらず、現在のところ収
載された関節温存手術の術式がないため、新術式として保険収載が必要と考える。
文字数: 205
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
以下の要件を満たす変形性足関節症の患者
・原発性の変形性足関節症
・外傷等による続発性の変形性足関節症
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
脛骨遠位を骨切りし足関節の変形を矯正し、距腿関節の適合性とアライメントを整える事により、足関節機能を温存し、除痛
を図る。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
K
手術
番号
医療技術名
K078 2
K082 2
観血的関節固定術・足
既存の治療法・検査法等の内容
観血的関節固定術・足は足関節面の残存軟骨・軟骨下骨を切削して足関節を固定する。除痛は図れるが足関節の可動性が失わ
れ長期的には隣接関節への影響が危惧される。
人工関節置換術・足は距骨関節面・脛骨関節面を適応するインプラントサイズに切削したのちに適応インプラント
を挿入する。耐用性の問題から若年者、変形の程度が強い患者への適応は無く、手術施行後も日常生活・スポーツ全般におい
て制限が強い
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
人工関節置換術・足
脛骨遠位骨切り術は足関節機能の温存と除痛を図ることが可能であり、若年者でも適応することが可能である。日常生活・ス
ポーツ全般においても特に制限の必要は無い。
脛骨遠位骨切り術を試行した52例52足関節をレトロスペクティブにレビューした。日本足の外科学会 足部・足関節治療判定
基準(JSSFscale)において術前平均39.9点が術後平均87.2点に改善した。(Journal of Clinical Orthopaedics and Trauma
22(2021)101588)
4
ガイドライン等での位置づけ
年間対象患者数(人)
⑥普及性
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
現時点ではガイドラインは無いが、今後作成される見込みである。
改訂の見込み等を記載する。)
240
240
日本足の外科学会による実態調査では年間240件であり、予想される年間実施回数は240回である。
当該技術は外保連試案に掲載されており(試案コード:S94-0048120)、技術度はDである。実施に当たっては当該領域に熟知
した医師が行うことが望ましい。
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