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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (187 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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大腸CT撮影加算の適応拡大
内視鏡検査非完遂例

【技術の概要】
CTによる大腸の三次元診断法。
【対象疾患および算定要件】
・他検査で大腸悪性腫瘍が疑われる患者に対して、
16列以上のマルチスライスCTを用いて、
直腸用チューブにより二酸化炭素を注入し、
下部消化管をCT撮影した上で三次元画像処理を行う。

【既存の検査法との比較】
S状結腸の進行大腸癌(〇)により口側の観測不能例.

・診断対象をポリープとすると大腸CTと大腸内視鏡検査の診断能は同等。
同日に大腸CT検査を行い上行結腸の早期大腸癌(□)を検出。
・大腸以外の腹部臓器も同時に診断可能。
1回の手術で同時切除が可能であった。
・前処置や検査自体の身体的負担が軽い。
・検査者の技量に左右されにくい。
内視鏡検査非完遂例
・他の大腸検査が実施困難な患者にも比較的安全に施行可能である。
・高い局在診断能、深達度診断能は治療前評価検査として重要視されている。
・大腸内視鏡検査と同日に行うことで術前検査が1日で完遂する。

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
E200 注7 大腸CT撮影加算
・算定要件を満たしてCT撮影した場合,大腸CT撮影加算として
620点(64列以上)又は500点(16列以上‐64列未満)を
所定点数に加算する。
・転移巣の検索や他の部位の検査等の目的で経静脈性造影剤使用撮影
を同時に行った場合には造影剤使用加算を別に算定できる。
・大腸癌が確定した患者には算定できない。(疑義照会)
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S状結腸が長く内視鏡の挿入困難のため大腸CT施行。
既知の直腸癌以外に治療対象病変を認めなかった。