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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (164 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

普及している通常のヨード造影剤を使用し、撮像法としても確立されており、薬機法の認可を受けた解析ソフトも複数あ
り、技術としては成熟している。ただし、頭部疾患の画像診断に精通した放射線診断専門医(日本医学放射線学会)による
撮影プロトコル管理や画像解析が必要である。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

(1)画像解析には薬機法の認可を受けた解析ソフトを使用する。
(2)画像診断管理加算2又は3を取得している施設。
(3)放射線診断専門医が3名以上。
(4)夜間及び休日の読影体制の整備。
(5)関係学会の定める指針に基づいて、適切な被ばく線量管理を行っていること。その際、施設内の全てのCT検査の線量
情報を電子的に記録し、患者単位及び検査プロトコル単位で集計・管理の上、被ばく線量の最適化を行っていること。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

3名以上の放射線診断専門医(日本医学放射線学会)が常勤で勤務

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

画像診断ガイドライン2021年版
経皮経管的脳血栓回収用機器 適正使用指針

第4版

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

ヨード造影剤を使用するが、一般的な頻度の副作用のみであり、この検査における新たな副作用及び安全性に関わる問題は
ない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特になし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

6,378点
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):63,783円
外保連試案2022掲載ページ:410-411
外保連試案ID(連番):R11-41-8181
技術度:D 医師(術者含む):1 看護師:1 その他(技師):2 所要時間(分):35分
------------------------------------------------------------------(ここまで)

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額



番号
技術名

201
非放射性キセノン脳血流動態検査

具体的な内容

非放射性キセノン吸入によるコンピューター断層撮影で脳血流を評価するものだが、特殊なキセノン吸入装置が必要であり
ほとんど施行されていない。
平成30年度に年間3,592件の算定があり、3,592件×2,000点=7,184,000点(71,840,000円)
増(+)

プラスマイナス
予想影響額(円)

24,115,000円

その根拠
備考

1,500件×63,970円-3,592件×20,000円=95,955,000円-71,840,000円=24,115,000円


⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
ヨード造影剤、CT検査装置
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

3)調べていない

なし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑯参考文献1

⑯参考文献2

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

急性期脳梗塞患者に対する再潅流療法の適応決定において推奨される画像検査は何か?
日本医学放射線学会
画像診断ガイドライン2021年版、2021;P48-52

4)概要

発症6~24時間の急性期脳梗塞患者では拡散強調像やCT灌流画像による虚血コア評価や、CT/MR灌流画像による虚血ペナンブ
ラ・ミスマッチ評価が機械的血栓溶解療法の適応決定に有用とされており、これらを行うことを推奨する。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称

⑯参考文献3

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

経皮経管的脳血栓回収用機器 適正使用指針 第4版
日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本脳神経血管内治療学会
2020;P5
頭部 CT 灌流画像またはMRI 拡散強調画像における虚血コア体積と、神経症状あるいは灌流画像での灌流遅延領域
にミスマッチがあると判断される症例に対し、最終健常確認時刻から 24 時間以内に血栓回収療法を開始することが勧めら
れる【グレード B】。
Guidelines for the Early Management of Patients With Acute Ischemic Stroke: 2019 Update to the 2018 Guidelines

2)著者

Powers WJ, Rabinstein AA, Ackerson T, Adeoye OM, Bambakidis NC, Becker K, Biller J, Brown M, Demaerschalk BM,
Hoh B, Jauch EC, Kidwell CS, Leslie-Mazwi TM, Ovbiagele B, Scott PA, Sheth KN, Southerland AM, Summers DV,
Tirschwell DL.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Stroke 2019;50(12):e344-e418

4)概要

急性期脳梗塞における診断・治療のガイドラインであり、画像診断の推奨が記載されている。発症6~24時間の脳梗塞で血
栓回収療法を行う際の患者選択においては、DSC法によるMRI灌流画像あるいはCT灌流画像にて虚血ペナンブラを評価するこ
とが推奨されている。

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