提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (93 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
294201
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
血液疾患外来リハビリテーション診療料
日本造血・免疫細胞療法学会
07血液内科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
22小児科
関連する診療科(2つまで)
30整形外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
リストから選択
―
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
H
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
007-2
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
○
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
○
その他」を選んだ場合、右欄に記載
―
血液疾患患者のうち、化学療法および造血細胞移植を実施した患者に対して退院後も外来で継続的なリハビリテーションを実施する。
実際に提供される運動療法としては、ストレッチ、筋力増強訓練(マシントレーニングを含む)、有酸素運動(エルゴメーター、トレッドミル)
など既にエビデンスを備えて確立された内容であり、入院中に実施した場合には現在「がん患者リハビリテーション料」が算定されている。
文字数: 190
再評価が必要な理由
造血細胞移植後患者は治療による廃用、移植後合併症に用いるステロイド剤による筋萎縮、慢性GVHD症状(皮膚硬化・関節可動域低下・筋力低
下・呼吸機能低下)など複合的な要因で身体機能の低下をきたす。その事は自己肯定感の低下など心理面にも強く影響を及ぼし、患者は長く
ADL/QOL低下に悩まされる状況にある。リハビリテーションには身体機能回復、心理面の改善効果があることから、長期サバイバーのADL/QOL向上
に資すると報告され、造血細胞移植ガイドライン(第4巻 QOLとサバイバーシップ支援)やがんのリハビリテーション診療ガイドラインなどで推奨
されている対応策である。上述のように、晩期合併症の影響で身体機能回復が遅延する症例が少なからず存在することから、退院後に外来でリハ
ビリテーションを継続可能な体制の整備は有用かつ高いニーズがあると考えるため、外来リハビリテーション診療料として算定要件の見直しを要
望する。造血細胞移植は骨髄不全症や免疫不全症に対しても実施され、造血器悪性腫瘍患者の移植後と同様に長期のリハビリテーションが必要な
状況が想定されるため、対象は「血液腫瘍」患者ではなく「血液疾患」患者が望ましいと考えている。
【評価項目】
化学療法や造血細胞移植後を受けた患者の身体機能回復には長期間を要する場合もあり、入院中だけでなく外来移行後もリハビリテーションを継
続的に実施することが望まれる症例が存在する。そこで、本申請では現在の「がん患者リハビリテーション料」の算定要件を
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
①退院後の外来で実施した場合にも算定可能 ②(良性疾患に対しても化学療法を伴う造血細胞移植が施行されるため)対象を「抗がん剤治療を
実施した血液疾患」へと拡大することを要望する。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
がんの治療のために入院しているものに対し個別のリハビリテーションを行った場合に 205点(1単位)を算定する。
算定要件として、十分な経験を有する専任の常勤医師の勤務と、医師の監督のもとにがん患者リハビリテーションに関する適切な研修を修了した
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が施行する事が求められている。
H
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
007-2
医療技術名
がん患者リハビリテーション料
③再評価の根
拠・有効性
リハビリテーションは身体機能回復・心理面の改善効果を有し、長期サバイバーのADL/QOL向上に資するとされ、造血細胞移植ガイドライン(第4
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 巻 QOLとサバイバーシップ支援)やがんのリハビリテーション診療ガイドラインなどで推奨されている対応策である。がんのリハビリテーション
診療ガイドラインでは、「入院中に専門的なリハビリテーションを実施する体制は普及しつつあり臨床適応性は高いが、外来では保険診療の適応
後等のアウトカム
外のため運動療法を実施可能な機関は少なく現状では臨床適応性が低い」との記載(問題提起)がある。
ガイドライン等での位置づけ
前述のように造血細胞移植ガイドライン(第4巻 QOLとサバイバーシップ支援)やがんのリハ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
ビリテーション診療ガイドラインで「有用性のエビデンスは強い」、「益と害のバランス
る。)
は確実」と言及されている。
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