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提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (120 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

200

その根拠

てんかんは慢性疾患であり、診療情報の要約に労力を要する。診療科横断的な連携に対する評価として、精神科医連携加算
(200点)を参考にした。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

区分をリストから選択

番号



技術名



具体的な内容



減(-)

プラスマイナス
予想影響額(円)

該当なし

10,423,373,369円

(増)加算 2,000円 x 51,091回 = 102,182,108円
(減)専門医治療がもたらす一人当たりの削減医療費 178,054円 x 43,442人 = 7,734,994,001円
専門医診断の結果てんかん治療が不要になることによる一人当たりの削減医療費
364,819円 x 7,649人 = 2,790,561,478円
合計 10,525,555,478円

その根拠
予想影響額

備考

●「専門医治療がもたらす一人当たりの削減医療費」の根拠: 8歳発症のてんかんをモデルにてんかん診療フローをシ
ミュレーションした⑤および齋藤らの有病率に係る研究結果(Epilepsia under review)から、専門医への紹介が改善され
た場合の年間総医療費における削減額7,986,206,044円を、紹介の改善によって専門医治療を新たに受ける44,853人で割る
と、一人あたりの削減額は178,054円/年であった。
●「専門医診断の結果てんかん治療が不要になることによる一人当たりの削減医療費」の根拠: てんかんとしててんかん
専門医に紹介された患者のうち約15%は非てんかんである(てんかん研究 26(3):478-482, 2009)。てんかんの新規発症数
から、非てんかんは年間6,078人。これらの患者が非専門的治療を継続すると仮定し、⑤の研究結果のマルコフモデルでシ
ミュレーションした結果、198,735人が治療下にあり年間総医療費は725億となった。よって、非てんかん性発作により治療
されている患者の一人当たりの治療費は、364,819円/年と推定できた。

一生治療が必要な難病の治療費の、施策導入前後の治療費直接比較は困難であるが、マルコフモデルによるてんかん患者フ
ローを開発し(参考文献①)、施策導入前後の状態が恒常化した場合の総医療費の比較に成功した。今回は新たな研究から
リアルワールドデータを反映して改定した。予測影響額算出には、副作用の治療費などは考慮していない。生涯削減費では
なく、極めて控えめな一人当たりの削減医療費/年間(紹介によりすぐに削減可能)を使ったが、それでも加算による増額
分を十分に捻出できることがわかる。

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。



⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

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