提案書07(1200頁~1401頁)医療技術評価・再評価提案書 (87 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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申請技術名
申請学会名
294101
特定薬剤治療管理料対象薬として「ブスルファン注射液」を追加
日本造血・免疫細胞療法学会
【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
・ 血中ブスルファン濃度のモニタリング
(Therapeutic Drug Monitoring:TDM)に
基づく個別化投薬管理。
・ 具体的にはブスルファン点滴投与患者
における血中ブスルファン濃度を測定し
投与量を適切に個別管理する。
・ ブスルファン注射液は体重に基づき算出された用量が4日間投
与されている。
(参考文献1より引用)
・ ブスルファンの血中濃度は個体
間のバラツキが大きく、血中濃
度の低い患者では移植後再発
率が有意に高い。
・ 血中濃度結果に基づく用量調節法は既
に確立されているため測定結果の解釈
や対応に専門性は不要。
・ 受託臨床検査会社が測定系を確立し、
事業化の準備中。
・ TDMに基づく用量調節が行われた患者では、TDMが実施されな
かった患者に比べて移植生着率が有意に高い。
【対象疾患】
・ ブスルファン注射液が造血細胞移植の
過小投与
再発・生着不全
過量投与
臓器障害
TDMによる個別化
生存率の向上に直結
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
前治療として投与される疾患(白血病、
・ 移植生着率の上昇、拒絶反応発現率の低下、再発率の低下など
原発性免疫不全症、血球貪食症候群な
の移植の有効性が向上し、類洞閉塞症候群などの移植前治療に
ど)
起因する移植後合併症の発現率が低下するため、その治療薬の
・ 造血細胞移植の全国調査の登録デー
使用量減少も期待される。
タに基づくと、ブスルファンの使用実績
・ B 医学管理等
は年間に約1500例であることから、年
間対象患者は1500人程度と推測される。 ・ 470点(特定薬剤治療管理料が既に算定されている薬剤に準じた)
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