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提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Portal Vein Embolization Before Liver Resection: A Systematic Reivew.
K. P. van Lienden et al.
Cardiovasc Intervent Radiol, 2013, 25-34

4)概要

術前門脈塞栓術に関する44文献1791例のシステマティックレビューを行った論文である。門脈塞栓術による重篤な合併症とし
ては門脈血栓が0.8%、予定外の血管の塞栓が0.6%、肝血腫が0.4%、感染ないし膿瘍が0.4%、胆汁瘻が0.3%と報告されている。
0.4%程度で重篤な合併症を来した結果肝切除術が不能になっている。門脈塞栓術による死亡例は2例報告されている。1例は胆
管拡張のある症例に対して経皮経肝的な手技を施行したところ敗血症性ショックにより術後39日で死亡した。1例は肺塞栓に
より術後20日に死亡した。死亡率は0.1%であった。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Preoperative portal vein embolization for major liver resection: a meta-analysis.
Abulkhir A, et al.
Ann Surg, 2008,49-57.

4)概要

術前門脈塞栓術に関する37文献、1088例を用いてメタアナリシスを行った論文である。経皮経肝門脈塞栓術と開腹を伴う門脈
塞栓術を比較した検討では、残肝容積の増加は、開腹群よりも経皮経肝群で有意に大きかった (11.9% 対 9.7%; P =
0.00001)。 しかし、門脈塞栓術後に切除を受けることができた患者の割合は、開腹群で 97%、経皮経肝群で 88%と、有意に
開腹群で多かった (P = <0.00001)。 門脈塞栓術後に重大な合併症を起こした患者に有意差はなかったが、軽度の合併症の発
生率は、経皮経肝的な塞栓術の方が有意に高かった (53.6% 対 0%、P = <0.0001)。

⑯参考文献3

⑯参考文献4

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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