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提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (147 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「幼児および学童の近視に対する眼軸長測定」
【技術の概要】

【既存の治療法との比較】
⚫ 近視には“軸性近視”と“屈折性近視”があり、その鑑別には眼軸長
測定が必須

赤外光による光干渉の技術を用いて非接触で眼軸長を測定し、
軸性近視と屈折性近視の鑑別、近視進行管理を行う。
*光学的眼軸長測定(D269-2)は、測定値による眼内レンズ度数算
出を含むが、本技術は測定値から他のパラメータを算出しないため、
別項目の設定を提案する。

【対象疾患】
幼児及び小児(15歳未満)の近視眼

⚫ 近視の進行管理に“調節麻痺剤を使用した屈折検査”が行われて
いるが、薬剤の効果が長時間続くほか、副作用の発現など患者の
負担が大きく、眼軸長測定で代用することが始まっている。

⚫ 児童生徒の裸眼視力1.0未満の割合は年々増加。
⚫ 文部科学省は令和3年から「児童生徒の近視実態調査」を開始。

⚫ 近視に対する介入要否を適切に判断するためには眼軸長測定に
よる近視の進行管理が有効

(成人の平均眼軸長24ミリ前後を小学6年生となった後も、伸び続けている)

⚫ 近視は緑内障、網膜剥離、近視性黄斑症などの失明につながる眼
疾患の発症リスクを上昇させることが知られており、深刻な問題

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
検査 D261 屈折検査 69点 と同等
(対象患者数と年間医療費)
対象患者数 44万1,000人×69点×1回/年=3億429万円
*対象患者数は調節麻痺剤を用いた屈折検査回数と同数

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