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提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (179 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称

Multicenter comparative study of laparoscopic and open distal pancreatectomy using propensity score-matching.

2)著者

Nakamura M, Wakabayashi G, Miyasaka Y, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2015;22(10):731-736.

4)概要

Propensity score-matchingを行った開腹手術(Open distal pancreatectomy, ODP) 729例と腹腔鏡下手術(Laparoscopic distal pancreatectomy,
LDP) 729例の比較では手術時間はLDPで有意に延長するものの,LDPにおける出血量減少(ODP 499±740g, LDP 254±384g, p<0.001),術後在院日
数短縮(ODP 23.2±18.8日,LDP 18.8±14.7日, p=0.001),臨床的に問題となるGrade B, Cの膵液瘻減少 (ODP 28.2%, LDP 18.4%, p<0.001),合
併症率低下 (ODP 32.5%, LDP 24%, p<0.001)が示された.また,30日以内死亡 (ODP 1/729, LDP 1/728, p=0.5)と90日以内死亡(ODP 1/728, LDP
2/727, p=0.5)はいずれも有意差がなく,LDPの安全性が示された.

1)名称

A multicenter prospective registration study on laparoscopic pancreatectomy in Japan: report on the assessment of 1,429 patients.

2)著者

Ohtsuka T, Nagakawa Y, Toyama H, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2020;27(2):47-55

4)概要

本邦の腹腔鏡下膵切除術の前向き登録を解析した論文。登録施設は98施設、登録症例数は1197例(男性506例、女性691例)であった。対象疾患は
膵癌(405例, 33.8%)が最も多く、次いで、IPMN(233例,19.5%)神経内分泌腫瘍(230例,19.2%)であった。手術時間中央値は307分(39-917
分)、出血量中央値は70g(0-729g)、輸血例は34例(2.8%)であった。術後合併症に関してはClavien-Dindo分類 grade IIIa以上の合併症が198例
(16.5%)、Grade B以上の膵液瘻が214例(17.9%)であり、術後30日以内の死亡例は0例(0.0%)、術後90日以内の死亡例は3例(0.3%)であり,限定解
除後も安全に手術が行われていることを確認した.

1)名称

Minimally Invasive Versus Open Distal Pancreatectomy (LEOPARD): A Multicenter Patient-blinded Randomized Controlled Trial.

2)著者

de Rooij T, van Hilst J, van Santvoort H, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Ann Surg. 2019;269(1):2-9.

4)概要

腫瘍径8cm以下の膵腫瘍と膵炎108例 (膵癌23例,神経内分泌腫瘍38例,嚢胞性腫瘍31例,膵炎とその他16例)に対して無作為割付されたロボット
支援下手術と腹腔鏡手術を含めたminimally invasive distal pancreatectomy (MIDP)とODPを比較し,MIDPでの有意な機能的回復までの期間短縮
(MIDP 4 (3-6)日,ODP 6 (5-8)日, p<0.001) ,出血量減少 (MIDP 150 (200-775)g, ODP 400 (200-775)g, p<0.001),胃内容排泄遅延症例減少
(MIDP 3例, 6%, ODP 11例, 19%, p=0.04)が認められた.

1)名称

Minimally Invasive versus Open Distal Pancreatectomy for Ductal Adenocarcinoma (DIPLOMA): A Pan-European Propensity Score Matched
Study.

2)著者

van Hilst J, de Rooij T, Klompmaker S, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Ann Surg. 2019;269:10-17.

4)概要

LDP群とODP群の両群680例からなるPropensity score mating(PSM)法を用いた比較研究において、LDPはODPに対し在院日数が短く(在院日数中
央値:LDP群8日vs.ODP群9日、P<0.001)、長期成績においても大きな差を認めなかった(MST:LDP 群 28 か月、95% CI:22-34 か月
vs. ODP
群 31 か月、95% CI:26-36 か月、HR:1.025、95% CI:0.75- 1.27 P=0.850)。

1)名称

Oncologic outcomes of minimally invasive versus open distal
pancreatectomy for pancreatic ductal adenocarcinoma: A systematic review and meta-analysis.

2)著者

van Hilst J, Korrel M, de Rooij T, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Eur J Surg Oncol. 2019;45:719-727.

4)概要

LDP3,013例とODP8,233 例を検討したメタアナリシス。LDPはODPと同等のR0切除割合(LDP群のODP群に対するオッズ比:1.24、95% CI:0.97-1.58
P=0.09)と生存割合(LDP群のODP群に対するHR:0.86、95% CI:0.73-1.01 P=0.06)を示した。

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

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