提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (78 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【技術の概要】
⚫ 関節鏡視下に肩腱板断裂手術に加えて、
関節授動術を行う。
関節鏡
上方関節包
腱板疎部
関節鏡
後方関節包
【対象疾患】
⚫ 肩腱板断裂に関節拘縮を伴う中高年者
⚫ 809人(日本肩関節学会2021年手術件数調査)
【既存の治療法との比較】
⚫ 肩腱板完全断裂例の27%に関節拘縮が認められたと
の報告がある。
⚫ 関節拘縮は肩腱板断裂術後の成績の不良因子とされ
ている。
⚫ 関節拘縮を伴う肩腱板断裂に対しては、肩腱板断裂修
復術に加えて関節授動術は必須であり、これにより良
好な治療成績が得られている。
⚫ 合併症として固定材料の破損・脱転がある。頻度は
1.0%以下であり、抜去・再挿入により対処可能である。
⚫ 現在、診療報酬に関節授動術を伴う関節鏡下肩腱板断
裂手術は掲載されていない。
前方関節包
下方関節包
切離器具(バイポーラー電極など)を用いて
関節包などの癒着組織の切離を行う
大結節
【診療報酬上の取扱】
⚫ K手術
⚫ 63,432点
関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単なもの)K080-4 1:27,040点と
関節鏡下関節授動術(1肩、股、膝)K076-2 1:46,660点を基準
にした点数
小結節
肩腱板断裂部
1479
スーチャーアンカーを用いて肩腱板
断裂端を大結節・小結節に縫着