提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (171 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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医療技術の概要
現在当該疾患に対して行われている
開腹/腹腔鏡手術との比較・有効性
内視鏡を用いて
膵中央切除術を行う。
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対象疾患名
•
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膵中央部(体部)に存在する、良性・低悪性
度膵腫瘍
開腹手術と比べ
創が小さく整容性に優れる
出血量の減少が期待できる
開腹手術と比べ膵液瘻率は同等
S Farrarons, Surgery 2022
保険収載が必要な理由
開腹手術
大きな傷となる
腹腔鏡下手術
膵中央切除術は比較的若年患者が
対象となることが多く、傷が小さ
く整容性に優れることが大きなメ
リットである。
診療報酬上の取り扱い
腹腔鏡下中央区域切除術は外保連試案では1,840,958
円と計算される。
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現在、腹腔鏡下膵体尾部切除(脾温存)や腹腔鏡下
膵頭十二指腸切除術は保険適応となっているが、
膵中央切除術は腹腔鏡下手術が保険収載されてお
らず、開腹手術で行われている。切除は腹腔鏡下
膵体尾部切除(脾温存)の手術技術と同じであり、
膵再建は腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術で行う膵腸
吻合と同じである。一方で、海外では膵中央切除
は腹腔鏡下手術やロボット手術で行われている。
本邦では十分な手術技術はあるものの、開腹手術
で行われている現状は、患者さんにとって不利益
になっており、早期に保険収載が必要であると思
われる。