提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (137 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【既存の治療法との比較】 ⊕ 長所
【技術の概要】
未熟児網膜症に対して、従来から行われている網膜光凝固に替わっ
光凝固
本治療の施行には、高度の技術、多くの人員および時間を要するの
に対して、G016 硝子体内注射(580点)しか算定できない。
未熟児網膜症に対する本技術については、網膜光凝固術(K276 2
【対象疾患】
未熟児網膜症
硝子体内注射が必要な未熟児網膜症は年約2,000例になると推測
される(日本小児眼科学会, 日本眼科学会, 日本網膜硝子体学会調査) 。
【本技術にかかるエフォート】
(令和4年 日本眼科学会 未熟児網膜症眼科管理対策委員会
実態調査 10施設、154例)
(1症例あたり平均)
手術室占有時間
眼科医
麻酔科医
新生児科・小児科医
看護師
68.2分
2.1人(うち手洗い 1.8人)
1.0人
1.6人
2.6人
⚫ 無血管領域に広範にレーザーを照射して
VEGFの放出を抑える。
⊕ 治療効果が強い。
⊖ 治療時間が長い。
⊖ 視野欠損、強度近視になる恐れがある。
て、近年は抗VEGF薬の硝子体内注射が行われるようになった。
その他特殊なもの、15,960点)と同等の点数を要望する。
レーザー光
⊖ 短所
抗VEGF薬の
硝子体注射
⚫ 硝子腔内に抗VEGF抗体を注射し、
病的血管新生を抑制する。
⊕ 光凝固の代替治療になる。
⊕ 網膜血管の成長を促す
⊕ 治療時間が短い。
⊕ 視野欠損や強度近視を回避できる。
⊖ VEGF再放出による再燃の危惧があり、
慎重な経過観察が必要である。
【診療報酬上の取扱い】
K手術
15,960点
K276 網膜光凝固術 2 その他特殊なもの(一連につき)
と同程度の難易度および有効性と考えられるため。
(対象患者数と年間医療費)
2,000例×(15,960-580)点×10円×2(両眼)=
1538 615,200,000円(+)