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提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (53 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

特になし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

1)名称

マイボーム腺機能不全診療ガイドライン

2)著者

マイボーム腺機能不全診療ガイドライン作成委員会(委員長

3)雑誌名、年、月、号、ページ

日眼会誌127:109-228,2023

4)概要

MGDではさまざまな原因によってマイボーム腺の機能が異常を来し、慢性の眼不快感を起こす。またMGDからドライアイが発生
し、ドライアイに伴う眼乾燥感、眼疲労感などの自覚症状が現れる。MGD は多くの人々の quality of life を低下させる、
臨床的に重要な疾患である。マイボグラフィはマイボーム腺組織の形態を観察する装置であり、マイボーム腺機能不全の診断
に有効であることに加え、非侵襲的で短時間に検査が可能である点も評価される。そのため,マイボーム腺機能不全の診断に
マイボグラフィを用いることを推奨する。

1)名称

Meibomian Gland Morphology Is a Sensitive Early Indicator of Meibomian Gland Dysfunction

2)著者

MUHAMMED YASIN ADIL, JIAXIN XIAO, JONATAN OLAFSSON, XIANGJUN CHEN, NEIL S. LAGALI,
STEN RÆDER, ØYGUNN A. UTHEIM, DARLENE A. DARTT, AND TOR P. UTHEIM

3)雑誌名、年、月、号、ページ

AMERICAN JOURNAL OF OPHTHALMOLOGY、2019年4月、200巻、16-25

4)概要

538名のマイボーム腺機能不全患者と健常者21名を比較した結果において、マイボーム腺機能不全検査(マイボグラフィ)の
感度は96.7%、感度は85%であった。マイボーム腺機能不全(MGD)の進行は、涙液の産生の増加およびマイボーム腺の厚さの
増加といった補償メカニズムによって減弱し、標準的なドライアイの臨床的検査ではMGDの早期検出は困難だが、形態的なマ
イボーム腺解析を用いることで可能となる。マイボグラフィによって可視化されたマイボーム腺の形態検査は、診断のパラ
メータとなり得る。

1)名称

Meibomian Gland Dysfunction and Dry Eye are Similar, but Different based on a Population-Based Study (HiradoTakushima Study) in Japan

2)著者

Reiko Arita, Takanori Mizoguchi, Motoko Kawashima, Shima Fukuoka, Shizuka Koh, Rika Shirakawa,Takashi Suzuki,
Naoyuki Morishige

3)雑誌名、年、月、号、ページ

American Journal of Ophthalmology、2019年11月、207巻、410-418

4)概要

長崎県平戸市にある渡島で住民356名(男性133人・女性223人、年齢55.5±22.4歳)を対象とした疫学調査を実施した結果、
マイボーム腺機能不全(MGD)とドライアイ(DE)の有病率はそれぞれ32.9%と33.4%であり、共存率は12.9%であった。 MGDの
有病率は、男性の性別(オッズ比[OR]、2.42)、年齢(10年ごとのOR、1.53)、および脂質低下薬の経口摂取量(OR、3.22)
と関連していた。DEの有病率は、女性の性別(OR、3.36)、コンタクトレンズ装用(OR、2.84)、結膜弛緩症(OR、2.57)、
および眼瞼縁異常(OR、3.16)と関連していた。 MGDとDEの年齢別罹患率は異なり、16のパラメータに関する因子分析により
MGDとDEが独立した原因を持つ。(因子間相関、-0.017)

1)名称

Functional and Morphological Evaluation of Meibomian Glands in the Assessment of Meibomian Gland Dysfuntion
Subtype and Severity

2)著者

JlAXIN XIAO, MUHAMMWS YASIN ADIL,XIANGJUN CHEN, OYGUNN A UTHEHEIM, STEN RAEDER, KIM ALEXANDER TONSETH, NEIL S
LAGALI, DARLENE A.DARTT, TOR P.UTHEIM

3)雑誌名、年、月、号、ページ

AMERICAN JOURNAL OF OPHTHALMOLOGY、2020年1月、209巻、160-167

4)概要

多種のサブタイプを持つマイボーム腺機能不全患者447名の右眼と20名の健常ボランティアをマイボーム腺の分泌、品質、欠
損をマイボグラフィにおいて、分泌過剰群78眼、明白な機能不全を認めない群49眼、分泌過小群66眼、機能障害を伴う群254
眼の4つに区分されたサブタイプが区分された。その中でも統計学的優位の確立をもって過小分泌群(P=0.006,P=0.016)と明
白な機能不全を伴う群(P=0.008, P=0.006)が分泌過剰群と明白な機能不全を伴わない群との比較において、分泌過小群の涙
液層破壊時間が短く、モル浸透圧濃度増加が見られた。特に明白な機能不全を伴わない群の診断は従来型のドライアイ検査で
は診断出来ず、マイボグラフィでのみ診断が可能である。

1)名称

Proposed Algorithm for Management of Meibomian Gland Dysfunction Based on Noninvasive Meibography

2)著者

Reiko Arita, Shima Fukuoka, Motoko Kawashima

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Journal of Clinical Medicine、2020年12月、27号10巻(1) 65 ; https://doi.org/10.3390/jcm10010065

4)概要

マイボーム腺機能不全患者165名をマイボグラフィをもとにスコア化した上で続く5つの群に分け治療した。①3ヶ月に渡るマ
イボケア(温罨法、リッドハイジーン)実施群、②4回のマイバム圧出と3週毎のマイボケア計4回の併用群、③アジスロマイシ
ン2週間点眼およびマイボケア実施群、④LipiFlow 1回施術および1ヶ月間のマイボケア実施群、⑤3週毎のIPL施術4回と3ヶ月
のマイボケア実施群。いずれもベースラインと比較し有意な改善が見られたが、スコアによって異なる結果が得られた。マイ
ボグラフィによるスコア評価は最も適切な治療法を導くのに役立つ可能性が示唆された。

天野

史郎)

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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