提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
⑥普及性
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制
等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要
件)
230
230
死体腎移植数をコロナ前の2019年で検討し、Fact Book 2020 on Organ Transplantation in Japanより推定した。
国内での実施施設は現時点で5施設なので普及性はこれからの技術ではある。学会では、シンポジウムで取り上げられるなど
最先端の技術として注目されている。機械法ではない用手的な灌流技術は、通常の腎移植で行われており、その技術を有する
医師であれば機械灌流法の実施は問題なくできると考えられる。ただし、装置のプライミングや作動中の管理については、体
外循環(人工心肺・透析装置など)に習熟した臨床工学技士が必要である。
泌尿器科、外科、臓器移植科など、臓器移植ネットワークが死体移植腎を斡旋する移植施設(日本腎臓学会により認定)、腎
移植を実施可能な外科医がいる施設
術者医師(11年目以上でトレーニングを受けた専門医・指導医クラス)、臨床工学技士1名
特になし
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
リスクとしては灌流保存中での灌流圧の異常上昇などがあげられるが、安全制御のためのセンサーが作動する。また仮に、ポ
ンプが停止しても冷温状態に保持される。臨床試験ではこのような有害事象は見られなかった。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
倫理的には問題ない、この技術の普及により状態が悪く廃棄されていた摘出腎を移植可能な状態にできる見込みがあるため、
死体腎移植数の増加につながり社会的妥当性は十分にある。
J
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠
21,695
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):216,947円
外保連試案2022掲載ページ:2022年外保連処置委員会で新規承認されたため掲載は未
外保連試案ID(連番):T74-30022
技術度:C 医師(術者含む):1 看護師:0 その他:臨床工学技士 1 所要時間(分):120
------------------------------------------------------------------(ここまで)
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
予想影響額
区分をリストから選択
番号
技術名
該当なし
該当なし
具体的な内容
該当なし
プラスマイナス
予想影響額(円)
49,898,500
その根拠
備考
実施1回にかかる費用 216,950円に年間の死体腎移植数230例をかけて算出した。
特になし
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
(主なものを記載する)
増(+)
臓器還流保存液
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
2)調べたが収載を確認できない
該当なし
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
該当なし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
特になし
⑯参考文献1
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
⑯参考文献2
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
Machine perfusion or cold storage in deceased-donor kidney transplantation
Moers C, Smits JM, Matthuis MF, et al
N Engl J Med 2009; 360: 7-19.
同一ドナーで片方の腎臓を単純冷却保存(336例)、片方を機械灌流保存(336例)した欧州多施設ECT.術後機能障害および1年生
着率で機械灌流保存が有意差をもって良好であった。
Maximizing kidnyes for transplantation using machine perfusion; from the past to the future;A comprehensive
systematic review and mata-analysis
Hameed AM,Oleass HC,Wong G et al
Medicine (Baltimore) 2016;95(40);e5083
83臨床試験、38の動物実験を解析した。臨床例は831例を解析し、短期的術後成績は機械灌流保存で優位であった。
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