医療技術評価提案書（保険未収載技術用）
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

308101
マイボーム腺機能検査
日本角膜学会
26眼科

主たる診療科（１つ）
提案される医療
技術が関係する
診療科

00なし
関連する診療科（２つまで）
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無

有

過去に提案した年度
（複数回提案した場合は、直近の年度）

令和４年度

「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する

マイボーム腺機能検査

有

追加のエビデンスの有無

提案される医療技術の概要
（200字以内）

マイボーム腺機能不全およびその疑いがある患者に対し、眼瞼結膜に近赤外線を照射することにより、非侵襲的にマイボーム
腺を描出しその構造を観察する検査である。（マイボグラフィ）

文字数： 85
対象疾患名

保険収載が必要な理由
（300字以内）

マイボーム腺機能不全およびその疑い

マイボーム腺機能不全は、さまざまな原因によってマイボーム腺の機能がびまん性に異常を来した状態であり、慢性の眼不快
感を伴う疾患であるが、従来の細隙灯顕微鏡を用いた検査では、マイボーム腺を直接観察できなかった。マイボグラフィは、
非侵襲的に構造的に短時間でマイボーム腺を観察できる検査であり、マイボーム腺機能不全の診断に有効である。マイボーム
腺機能不全の鑑別診断により、治療法の選択（マイバム圧出・温罨法等の基本的治療、薬剤による抗炎症療法、眼瞼加温加圧
装置を用いた新しい治療法など）が可能であることから保険収載を提案する。

文字数： 259
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

マイボーム腺機能不全およびその疑いがある患者

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
（具体的に記載する）

上眼瞼および下眼瞼を翻転し、眼瞼結膜に近赤外線を照射し電子画像として、眼瞼内を走行するマイボーム腺を観察する。検
査には専用の装置を用いる。
マイボーム腺機能検査は、診断時に1回、治療開始後の経過観察に適宜（年間2回程度）行う。

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
（当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること）

Ｄ

番号

273

医療技術名

細隙燈顕微鏡検査（前眼部）

既存の治療法・検査法等の内容

細隙灯顕微鏡検査によりマイボーム腺の開口部を観察することはできるが、マイボーム腺の構造観察ができず、マイボーム腺
機能不全の鑑別診断は困難であった。そのため、対処的に点眼薬を処方するケースが多かった。

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

マイボグラフィは、従来の検査で観察できないマイボーム腺の構造を非侵襲的で短時間に観察することができ、マイボーム腺
機能不全の鑑別診断に有効である。
マイボーム腺機能不全の鑑別診断により、治療法の選択（マイバム圧出・温罨法等の基本的治療、薬剤による抗炎症療法、眼
瞼加温加圧装置を用いた新しい治療法など）が可能となる。

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