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提案書08(1402頁~1600頁)医療技術評価・再評価提案書 (133 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

311201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

未熟児網膜症に対する硝子体内注射
日本眼科学会
26眼科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

リストから選択

提案当時の医療技術名



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


G016
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

未熟児網膜症への治療として、近年、従来の網膜光凝固の他に、抗VEGF薬の硝子体注射が行われるようになった。本治療の施行には、現在「G016
硝子体内注射(580点)」が算定されているが、加齢黄斑変性に代表される成人に対する硝子体注射と異なり、未熟児の眼球に対する注射のた
め、高度の技能および多くの時間と人員を要求される。そのため、未熟児網膜症に対する硝子体内注射に対しては増点を要望する。

文字数: 194

再評価が必要な理由

本治療の施行には、現在「G016 硝子体内注射(580点)」が算定されているが、成人に対する硝子体注射と異なり、未熟児の眼球に対する注射の
ため、高度の技能および多くの時間と人員が要求される。患者はNICUやGCUに入院中であり、保育器の中、あるいは手術室で硝子体内注射を行う
必要があり、麻酔についても新生児科医師による経静脈麻酔薬の投与や手術室での麻酔科管理による全身麻酔など、通常の成人の硝子体内注射
(点眼麻酔)と大きく異なる(参考文献1)。
未熟児網膜症に対する抗VEGF薬の硝子体内注射は、網膜光凝固に比べて 1)治療時間が短く患児への負担が少ないこと、2)網膜血管の進展が得ら
れる可能性があること、3)将来の視野欠損や強度近視のリスクを回避できる、などの利点があり、有用な治療である。しかしながら、現在、保険
点数(580点)の面から本治療の選択を躊躇し、光凝固を選択せざるを得ない施設も存在している事実もあり、技術に対する適正な評価がなされ
るべきだと考える。以上の事から、未熟児網膜症に対する硝子体内注射に対して増点(加算)を要望する。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):12,553円
外保連試案2022掲載ページ:296ページ
外保連試案ID(連番):T63-01320
技術度:D 医師(術者含む):1 看護師:1 その他:0 所要時間(分):20分
------------------------------------------------------------------(ここまで)

対象とする患者:未熟児網膜症
医療技術の内容:抗VEGF薬の硝子体内注射(G016 硝子体内注射
点数や算定の留意事項:特になし

580点)



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

G016

医療技術名

硝子体内注射

未熟児網膜症に対する抗VEGF療法の国際共同治験(RAINBOW study, 2017-2018年)にて、治癒成功率が80.0%と、光凝固群の66.2%に比べて高い
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 治癒率であった(参考文献2)。本邦での認可が2019年11月であるため、長期予後については現在のところ不明であるが、光凝固が長期的に視野
後等のアウトカム
欠損、強度近視になるリスクが高いのに対して(参考文献3)、硝子体内注射はそのリスクを回避できることが期待されている。
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
未熟児網膜症に対する抗VEGF療法の手引き(日本眼科学会雑誌124巻12号,2020年)
る。)

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