資料1-3:デジタル社会の実現に向けた重点計画(案) (177 ページ)
出典
公開元URL | https://www.digital.go.jp/councils/social-promotion/38606249-07b3-4176-a538-58e0c64a488a/ |
出典情報 | デジタル社会推進会議(第4回 6/6)《デジタル庁》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
65
2018年度(平成30年度)から実施している「光・量子飛躍フラッグシッププログラ
ム(Q-LEAP)
」により、①量子情報処理(主に量子シミュレータ・量子コンピュータ)、
②量子計測・センシング、③次世代レーザーの3領域における研究開発を着実に推
進し、経済・社会的な重要課題を解決につなげることを目指す。また、2020年度(令
和2年度)からは、本戦略で定めた量子融合イノベーション領域である「量子AI」
「量
子生命」についても新規Flagshipプロジェクトにより研究開発を推進し、量子融合イ
ノベーション領域の早期社会実装を目指す。
・ 量子情報処理領域(主に量子シミュレータ・量子コンピュータ)においては2027年
度(令和9年度)に100量子ビット以上の実装、クラウドサービスによるアプリケー
ションの提供を行うことを目指す。
・
[No.9-33] 光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)
KPI: AI戦略の実施状況(2019年度(令和元年度)策定)
AIに関する理論研究を中心とした革新的な基盤技術の研究開発の推進
主担当府省庁: 文部科学省
国立研究大学法人理化学研究所AIPセンターにおいて、①深層学習の原理解明や汎
用的な機械学習の基盤技術の構築、②日本が強みを持つ分野の更なる発展や我が国
の社会的課題の解決のための人工知能等の基盤技術の研究開発、③人工知能技術の
普及に伴って生じる倫理的・法的・社会的問題(ELSI)に関する研究などを実施。
・
2022年(令和4年)4月に策定された「AI戦略2022」に基づき、従来の深層学習を
超える、信頼性の高い次世代AI基盤技術の理論構築や、医療分野・防災分野における
最先端のAI基盤技術の社会実装に向けた研究開発などを進める。
・
[No.9-32] AIP:人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト
(次世代人工知能技術等研究開発拠点形成事業費補助金)
KPI: 離れた地点間のネットワークを安全かつ効率的に接続するVPNの構築数
学術情報ネットワーク(SINET)の活用促進
主担当府省庁: 文部科学省
SINETは日本全国の国公私立大学等を400Gbps(沖縄は200Gbps)の超高速回線で結ぶ
学術情報基盤であり、海外学術ネットワークとも相互接続され、国際的な大型共同
研究プロジェクト等も支える最重要インフラ。
・ 2022年度(令和4年度)に国際回線を増強し、世界最高水準の性能を確保。また、
オープンサイエンス推進のための研究データ基盤を2020年度(令和2年度)末に運
用開始。
・
利用ニーズに基づき、SINET回線の増強を実施するとともに、オープンサイエンス推
進のための研究データ基盤の運用を着実に進め、我が国の学術研究の推進に貢献。
・
[No.9-31] 研究データの活用・流通・管理を促進する次世代学術研究プラットフォー
ム
量子融合イノベーション領域の「量子AI」では2029年度(令和11年度)に量子優位
性を活用したアプリの提供や、量子AIによる実問題の解析を実現する。
66
2021年(令和3年)4月に策定された「マテリアル革新力強化戦略」のアクション
プランとして、“マテリアルデータと製造技術を活用したデータ駆動型研究開発の
促進”が掲げられている。
・ このため、国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)を中心として、全国の大
学・研究機関の最先端共用設備から創出されるマテリアルデータを機関の枠組みを
越えて共有・利活用するための体制整備を推進。
・ また、マテリアル分野の中小企業・ベンチャーを中心とした技術開発支援に向け、
国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)の中部センター、つくばセンター、中
国センターに、データ収集システムを備えた一気通貫のマテリアル・プロセス開発
設備として、
「マテリアル・プロセスイノベーションプラットフォーム」を整備し、
運用を開始した。中小・ベンチャーを含む産業界のデータ駆動型研究開発を推進し、
2022年度(令和4年度)において延べ84件の共同研究・技術コンサルティングを実施
した。それらを後押しすべく、2023年度(令和5年度)から製造プロセスのシミュレ
ーター開発を推進。
・
これらの取組により、産学官のマテリアルデータの戦略的な収集・蓄積・利活用が
・
[No.9-35] データ駆動型研究開発を推進するためのマテリアル研究開発プラットフォ
ームの基盤整備
KPI: ムーンショット目標達成に向けて実施している研究開発プロジェクト数
ムーンショット目標達成に資する成果が創出されたと評価された数
主担当府省庁: 文部科学省
従来のコンピュータの進歩が限界に達すると言われている中で、Society 5.0の実
現に向けて爆発的に増大する様々な情報処理の需要に対応できるようにすることが
重要であり、そのためには、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型
汎用量子コンピュータの実現が鍵となる。
・ ムーンショット型研究開発制度においては、ムーンショット目標である、誤り耐性
型汎用量子コンピュータの実現に貢献する研究開発を進める。
・ 2030年(令和12年)までに、一定規模のNISQ量子コンピュータを開発するとともに
実効的な量子誤り訂正を実証する。
・
2050年(令和32年)までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性
型汎用量子コンピュータを実現する(ムーンショット目標6)。
・
[No.9-34] 経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュ
ータの実現(ムーンショット型研究開発制度 目標6)
KPI: 量子技術イノベーション戦略の実施状況(2019年度(令和元年度)策定)
100量子ビットのコンピュータの利用環境整備
主担当府省庁: 文部科学省
・