提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (152 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
提案番号(6桁)
253202
申請技術名
申請学会名
在宅悪性腫瘍等患者指導管理料
日本小児血液・がん学会
技術の概要
現在、行われている治療との 比較
再発・難治 CD19陽性急性リンパ性白血病患者に対し、携帯型
精密輸液ポンプを用いてブリナツモマブによる在宅治療を行う。
在宅で同薬を使用する患者に対し、適切な指導管理を行い、安
全な投薬を可能にする。
対象疾患
再発・難治 CD19陽性急性リンパ性白血病
診療報酬上の取り扱い
国内では全治療が入院で実施される場合が多い
入院治療
入院基本料(A100) + 入院基本料等加算(A200~)
+ 注射料(G005など)
在宅治療への移行
在宅悪性腫瘍等患者指導管理料(C108)
携帯型精密輸液ポンプ加算(C168)
• 在宅悪性腫瘍等患者指導管理料;末期の悪性腫瘍又は筋萎縮性側
索硬化症若しくは筋ジストロフィーの患者を対象(難治急性リン
パ性白血病は必ずしも末期ではない)
• 携帯型精密輸液ポンプ加算;対象疾患は肺高血圧症
有効性・安全性
ブリナツモマブによるサイトカイン放出症候群などの重症副作用
は投薬開始初期に発生するため、一定観察期間後は危険性が少な
い。精密輸液ポンプを用いて投薬することで、入院・在宅治療で
有効性の差はないと考えられる。海外では在宅治療が基本とされ
ている。
上記の両加算をブリナツモマブによる治療を受ける急性リンパ性白
血病患者に適応することで、在宅治療を受ける患者の割合が増加し、
患者のQOL向上と医療費の削減につながる
(1サイクルあたりの削減試算額:成人;58万円、小児;128万円)
750