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提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (175 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

240

見直し後の症例数(人)

230

見直し前の回数(回)

240

見直し後の回数(回)

230

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

対象となる症例は限定されており、再評価によって本処置の実施数は変化しない。日本小児循環器学会統計から対象となりえる症例の発症率は出
生数の0.03%(約3千人に一人)と推定され、年間出生数75万から計算して、年間約230人程度と推定できる。出生数は経時的に減少しており、以前
は出生数80万を使用して症例数を推定していた。本療法は一般的に新生児期に一度施行される特殊な治療である。

・学会等における位置づけ
本処置に関する学会のガイドラインはないが、厚生労働省成育医療研究委託事業における「肺血流増加型先天性心疾患に対する低酸素濃度吸入ガ
ス療法のてびき」(17公-5)によると本邦において小児循環器専門施設の約130施設で行われている専門的治療法である。
・難易度
肺血管抵抗を吸入ガスによりコントロールする専門的治療であり、厳密なモニタリングと専門的知識が必要である。本処置の実施には、小児科医
(小児循環器医・新生児科医)・心臓外科医・麻酔科医が診療する専門施設における、厳密なモニタリング下での十分な看護体制と専門医師体制
が望ましい。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 なし
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 主たる実施医師は、当該処置を十分経験した医師であることが望ましい。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 上記、厚生労働省成育医療研究委託事業のてびき
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

最も危惧すべき合併症は低酸素濃度ガスを吸入することによる低酸素血症が懸念されるが、本療法による体血流の増加効果により酸素供給は増加
し、低酸素血症は回避される。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし。

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

65点(1日あたり)
2344点(1日あたり)
当該処置施行施設の8%は看護体制が不足しており、体制整備のための点数の見直し(増点)が必要である(資料3)

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)



区分をリストから選択

番号
技術名




具体的な内容


増(+)

プラスマイナス

⑩予想影響額

予想影響額(円)

3,125,500

その根拠

予想される当該技術に係る年間医療費=妥当と思われる診療報酬点数(2,400点)×10円/点×年間対象患者数(19人:230 x 0.08)×一人当たり
の年間実施回数(1回)x 実施日数平均7日 = 3,125,500円
当該技術の保険収載に伴い減少すると予想される医療費=1,092,000円
3,192,000円 ー 1,092,000円 = 2,100,000円

備考

なし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本集中治療医学会、日本新生児成育医学会、日本心臓血管学会

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