提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (77 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
247101
申請技術名
申請学会名
小児アレルギー疾患指導管理料
日本小児アレルギー学会
【技術の概要】
小児科かかりつけ医療機関で対応が困難なコントロール不良の小児
アレルギー患者に対し、アレルギー疾患医療拠点病院等の小児アレ
ルギー診療の豊富な経験を有する医療機関において、医師がガイド
ラインに準拠した環境・生活等の指導管理を20分以上実施する.
小児アレルギー疾患
気管支喘息
アトピー性皮膚炎
食物アレルギー
アナフィラキシー
医師による包括的なアレルギー指導管理
スキンケア指導
食事指導
環境対策指導
生活・就学指導
診療ガイドライン
コントロール不良な重症・難治性アレルギー児
【類似した管理料】
・16歳以上のアトピー性皮膚炎に対して、皮膚科特定疾患指導管理料が算定でき
るが、15歳未満の小児では算定できない.
・20歳以上の重症気管支喘息には、喘息治療管理料(1)重症加算が算定できるが、
小児では算定できない.
【既存の治療法との比較】
・小児アレルギー疾患は複数合併することが多いため、これらを包括的に指導・
管理しているのは小児科医である.
・アレルギー疾患は環境・生活要因によって引き起こされる疾患であり、薬物治
療だけではなく、生活指導管理も必要である.
・コントロール不良な小児症例に対する指導管理によって、生物学的製剤など高
額医薬品の使用・導入の減少、不定期受診・時間外受診の減少及びそれらによ
る医療機関の負担軽減などが期待できる.
【有効性】 診療・管理ガイドラインに準拠した指導管理
・アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021:治療方法は①薬物療法、②皮膚の
スキンケア、③悪化因子の検索と対策が基本になる
・小児気管支喘息治療管理ガイドライン2020:ダニ対策は急性増悪(発作)の
予防効果や吸入ステロイドの減量効果を認める
・食物アレルギーガイドライン2021:正しい診断に基づいた必要最小限の原因
食品の除去について医師や看護師によって食事指導を行うことが求められる.
【診療報酬上の取扱い】
【対象疾患名】
気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アナフィラキシー等のアレ
ルギー疾患を有する16歳未満の小児.
小児科を標榜する保険医療機関で、小児アレルギー疾患医療の経験を10年以上
ある常勤医がいること.小児外来診療料、小児かかりつけ医診療料、特定疾患
指導管理料とは同時に算定できないものとする.
小児アレルギー疾患は有病率が高い疾患(10−20%)であるが、その多くは軽
症〜中等症であり、かかりつけ医によって診療されている.
重症・難治性な症例は数%であり、更にコントロールが不良で指導管理を要す
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ると考えられる症例は少なく、1万人程度と考えられる.
・B
医学管理
・250点(2ヶ月に1回)
対象のアレルギー疾患を有する小児:人口の10−20%
軽症〜中等症
重症
小児外来診療料・小児かかりつけ診療料
特定疾患指導管理料(喘息)など
数%
かかりつけ医での診療
14歳未満でアレルギー疾患に生物学的製剤を
使用している児:約1000人
(オマリズマブ、メポリズマブ、デュピルマブ)
参考:NDBオープンデータ
20分以上の指導管理を
要する場合
コントロール不良
数%