提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (179 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
255202
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
経皮的動脈血酸素飽和度測定
日本小児循環器学会
22小児科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
03循環器内科
関連する診療科(2つまで)
15心臓血管外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
リストから選択
特になし
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
D
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
233
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
○
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
-
チアノーゼ性先天性心疾患症例に対し経皮的動脈血酸素飽和度を測定すること。
文字数: 36
再評価が必要な理由
経皮的動脈血酸素飽和度測定は、チアノーゼ性先天性心疾患症例に対し、そのチアノーゼの程度を把握するために、入院、外来で一般的に実施さ
れている手技であるが、診療報酬が認められていない。D-223は現在、「呼吸不全若しくは循環不全又は術後の患者であって、酸素吸入若しくは
突発性難聴に対する酸素療法を現に行っているもの又は酸素吸入若しくは突発性難聴に対する酸素療法を行う必要があるもの」と規定されおり、
酸素吸入の有無が算定の条件となっており、チアノーゼ性先天性心疾患症例の一部が含まれていない。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
チアノーゼ性先天性心疾患症例のチアノーゼの程度と影響は、多血等の影響や、症例ごとに自覚症状が異なることから、視診および問診だけで判
断することは難しい。そのため、経皮的動脈血酸素飽和度測定が必要である。「2022年改訂版 先天性心疾患術後遠隔期の管理・侵襲的治療に関
するガイドライン」および「2018 AHA/ACC Guideline for the Management of Adults With Congenital Heart Disease」に、心房中隔欠損、動
脈管開存、Ebstein病、修正大血管転位などの内科的管理で解剖や病態の把握に必要と記載されている。また、本技術は、他の修復後または未修
復のチアノーゼ性先天性心疾患に対しても日常的に実施されている。そのため、酸素投与を要しない未修復・修復後のチアノーゼ性心疾患にも適
応を拡大すべきである。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
・対象とする患者:ア 呼吸不全若しくは循環不全又は術後の患者であって、酸素吸入若しくは突発性難聴に対する酸素療法を現に行っているも
の又は酸素吸入若しくは突発性難聴に対する酸素療法を行う必要があるもの、イ 静脈麻酔、硬膜外麻酔又は脊椎麻酔を実施中の患者に行った場
合
・医療技術の内容:指趾、耳朶にパルスオキシメータを装着し、動脈血酸素飽和度を推定する。
・点数や算定の留意事項:35点。人工呼吸と同時に行った経皮的動脈血酸素飽和度測定の費用は人工呼吸の所定点数に含まれる。閉鎖式全身麻酔
を実施した際に区分番号「L00(」マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔を算定した日と同一日には算定できない。区分番号「C103」在
宅酸素療法指導管理料を算定している患者については経皮的動脈血酸素飽和度測定の費用は算定できない。
D
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
233
医療技術名
経皮的動脈血酸素飽和度測定
生理的ステージCおよびD(有症候性、検査値異常あり)の未修復または修復された先天性心疾患(心房中隔欠損、心室中隔欠損、房室中隔欠損、
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 動脈管開存、Ebstein病、Fallot四徴、心房スイッチ術後の完全大血管転位、修正大血管転位、Fontan術後、肺高血圧・Eisenmenger症候群)の評
後等のアウトカム
価に、受診ごとの経皮的動脈血酸素飽和度測定が推奨される。
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 心房中隔欠損、動脈管開存における安静時および運動時の測定:クラスI、エビデンスレベ
る。)
ルC-専門家鑑定
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