よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

245201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

内視鏡を用いた狭帯域光による画像強調観察法
日本消化器内視鏡学会
04消化器内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

01内科
関連する診療科(2つまで)
18消化器外科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

リストから選択

提案当時の医療技術名

-

追加のエビデンスの有無

有無をリストから選択

診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


306 注2,
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し





保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

308 注4,313 注2

その他」を選んだ場合、右欄に記載

既存項目として拡大内視鏡による狭帯域光観察を行った場合に狭帯域光強調加算200点が認められている。提案する医療技術は非拡大の通常内視
鏡における狭帯域光画像強調観察法で全域を観察した場合に、腫瘍性病変の検出率が高まる有用性を考慮して別項目を設定して評価する。本法は
腫瘍性病変の検出のみならず、ピロリ感染等炎症性疾患の診断にも有用との報告があり、エビデンスを基に試算すると高い医療費削減効果が期待
される。

文字数: 200

再評価が必要な理由

既存項目は、拡大内視鏡を用いた狭帯域光強調観察が腫瘍性病変の質的診断、すなわち範囲診断や深達度診断の精度が向上することを評価してい
る。一方、非拡大の狭帯域光強調観察では、腫瘍性病変の拾上げ診断能を向上させる点で有用である。腫瘍性病変を探し出すのが拾い上げ診断で
あり、その病変が悪性か否かさらには内視鏡治療が可能な病変なのか否かを判断するのが質的診断である。腫瘍性病変の質的診断と拾い上げ診断
は全く異なった診断であり、再評価が必要である。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

通常の内視鏡観察では白色光を照明して病変の発見と診断を行うが、非拡大狭帯域光強調観察では白色光観察に比較して、上部消化管及び大腸に
おける早期癌の検出に優れていることを示すエビデンスが報告されている。既存項目とは別項目として評価すべき。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

既存項目では、食道、胃・十二指腸ファイバースコピー検査及び大腸内視鏡検査に対して、拡大内視鏡を用いて狭帯域光による観察を行った場合
には、狭帯域光強調加算として、所定点数に200点が加算されている。拡大観察は、病変を発見した後に病変を近接拡大観察することにより詳細
な診断を行うのに用いられている。一方、申請技術は、拡大観察を用いずに通常の内視鏡による狭帯域光強調観察で咽喉頭・食道・胃および大腸
の全域に使用することで、腫瘍性病変の発見率を上げることができるため、別の技術料として評価するのが妥当と考える。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

306 注2,

308 注4,313 注2

医療技術名

拡大内視鏡を用いた狭帯域光画像強調観察
通常の白色光観察と比較して拡大観察を伴わない狭帯域光強調観察では、早期癌の発見能が有意に向上することが食道、胃及び大腸に関する内視
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 鏡診断の臨床試験で示されている(文献1~5)。この技術を用いることで、病変の見落しが少なくして早期に癌病変の検出ができることで、内視
後等のアウトカム
鏡治療が可能となり外科的な治療を回避できる等の価値がある。

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

名称:Management of epithelial precancerous conditions and lesions in the
stomach (MAPS II): European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE),
European Helicobacter and Microbiota Study Group (EHMSG), European Society of
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す Pathology (ESP), and Sociedade Portuguesa de Endoscopia Digestiva (SPED)
guideline update 2019
る。)
発行年:2019年
団体名:ESGE,EHMSG,ESP,SPED合同
概要:提案技術の使用が推奨されている。

655