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提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

243104

患者およびその家族への心肺蘇生およびAEDやWCDに関する指導

日本循環器学会

【技術の概要】

【対象疾患】

心停止を起こすリスクがある患者および家
族に対して、心肺蘇生や自動体外式除細動
器(AED)、着用型自動除細動器(WCD)
の必要性や使い方、狭心症や急性心筋梗塞
などによる心停止の前駆症状を早期に認識
し迅速に医療機関にかかることで心停止を
回避する重要性を指導することで、心停止
を未然に防いだり心停止を陥った患者を救
命することが期待できる。

対象疾患

心停止蘇生後、致死性不整脈、慢性心不全、
虚血性心疾患、心筋症、弁膜症等に伴う低心機能、
遺伝性不整脈

技術
対象集団

全ての年齢において
・心停止のリスクがある疾患を有する患者・家族
・WCDを必要とする疾患を有する患者・家族

心肺蘇生・AEDに関わる指導の有効性:
心肺蘇生の方法を事前に学んでいると、心停止の現場で
3.4倍心肺蘇生が行われている。(Resuscitation. 2011;82:523-528)

【既存の治療法との比較と有効性】

15

介護施設等

5%

職場

3%
公共の場

12%

その他

10

11%

自宅
69%

5
0

5%社会復帰率差
12%
7%
心肺蘇生なし

心肺蘇生あり

(令和4年版 救急・救助の現況 Ⅰ救急編)

ハイリスク患者の家族への指導の重要性:(Resuscitation. 2006;69:221-228)
急性心筋梗塞による死亡の3分の2は病院外での突然死である。
特に自宅での心停止が約7割と大半を占めるため、ハイリスク患者および
その家族への心肺蘇生・AED、WCD着用指導は効果が非常に高い。

【診療報酬上の取扱い】

患者および家族への心肺蘇生・AEDやWCDに関する指導:1回あたり300点
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