提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (46 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
申請技術名
申請学会名
244202
食道多チャンネル・インピーダンスpH測定検査
日本消化管学会
【技術の概要】
•
申請技術は食道内のインピーダンスを測定することにより逆流を検出する技術であり、pHの
変化では捉えられない逆流イベントを評価することができる。さらに、夜間の食道内イン
ピーダンス値が病態の評価に有用であることが明らかになっている。以上から、本申請技術
は酸分泌抑制薬抵抗性の胃食道逆流症の病態を評価する上で欠かせない検査であり、臨床上
の有用性を考慮し、既存の点数よりも増点する。
【対象疾患】
• 薬物治療抵抗性胃食道逆流症
社会医療診療行為別調査によると、年間実施回数は360回程度であるが、現在は本検査が必要な
患者に行われていない状況であり、年間対象患者は800人、検査実施回数は1,000件と推定される。
【診療報酬上の取扱】
•
•
現在は胃・食道内24時間pH測定検査に追加する形となっているが、同検査も行
われていることから、本検査は別項目で増点されることが望ましい。
外保連試案ID(E61-1-1610)では6,195点と記載されており、影響額の試算では
54,750,000円のプラスとなってしまうが、本検査で不必要な酸分泌抑制薬の処
方を抑制でき、影響額は軽減できると思われる。
胃食道逆流症(GERD)
診療ガイドライン
2021
フローチャート
644
【ガイドライン上の位置づけ】
• 胃食道逆流症診療ガイドライン2021では、下記のように本検査
の位置づけが示されている。
• 薬物治療抵抗性胃食道逆流症患者では正確な病態評価に不可欠
な検査である。