よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

244202
食道内多チャンネルインピーダンス・pH測定検査
日本消化管学会
04消化器内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

17気管食道外科
関連する診療科(2つまで)
18消化器外科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

食道内多チャンネルインピーダンス・pH測定検査



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


234
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

申請技術は食道内のインピーダンスを測定することにより逆流を検出する技術であり、pHの変化では捉えられない逆流イベントを評価することが
できる。さらに、夜間の食道内インピーダンス値が病態の評価に有用であることが明らかになっている。以上から、本申請技術は酸分泌抑制薬抵
抗性の胃食道逆流症の病態を評価する上で欠かせない検査であり、臨床上の有用性を考慮し、既存の点数よりも増点する。

文字数: 187

再評価が必要な理由

本検査は通常のpH測定検査では検出できない非酸性の胃食道逆流イベントを検出することができる。酸分泌抑制薬を内服中は非酸性の胃食道逆流
が増加することから、酸分泌抑制薬内服中の胃食道逆流症患者の病態を正確に評価するためには本検査は欠かせない。内視鏡的逆流防止粘膜切除
術が保険適用となったが、本検査は内視鏡的または外科的逆流防止術施行前の評価に重要な検査である。胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン
2021(改訂第3版)で、「逆流を捉える最も感度の高い検査法」と胃食道逆流症診療での有用性が記載されている。現在、胃・食道内24時間pH測
定(D234)に、「食道内多チャンネルインピーダンス・pH測定検査を行った場合は所定点数を算定する。」として、2000点の診療報酬が設定され
ているが、カテーテル代より安くなってしまっており、診療報酬の増点が妥当と考える。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

申請技術は食道内のインピーダンスを測定することにより逆流を検出する技術であり、pHの変化では捉えられない逆流イベントを評価することが
できる。酸分泌抑制薬を内服中は非酸性の胃食道逆流が増加することから、酸分泌抑制薬内服中の胃食道逆流症患者の病態を正確に評価するため
には本検査は欠かせない。さらに、近年では夜間の食道インピーダンス値が病態に関与していることが明らかになっている。本邦では内視鏡的逆
流防止粘膜切除術が保険適用となったが、本検査は内視鏡的または外科的逆流防止術施行前の評価に重要な検査である。胃食道逆流症(GERD)診
療ガイドライン2021(改訂第3版)で、「逆流を捉える最も感度の高い検査法」と胃食道逆流症診療での有用性が記載されている。また、アメリ
カ消化器病学会のガイドラインでも、酸分泌抑制薬抵抗性GERDの病態評価として、本検査を行うことが推奨されている。現在、胃・食道内24時間
pH測定(D234)に、「食道内多チャンネルインピーダンス・pH測定検査を行った場合は所定点数を算定する。」として、2000点の診療報酬が設定
されているが、カテーテル代より安くなってしまっており、診療報酬の増点が妥当と考える。
外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):61,950 円
外保連試案2022掲載ページ:362
外保連試案ID(連番):E61-1-1610
技術度:D 医師(術者含む):1 看護師:1 その他:0 所要時間(分):60
------------------------------------------------------------------

胃食道逆流症患者が対象であり、胃食道逆流症の診断及び治療方法の選択のために実施された場合に算定する検査である。特に、薬物治療抵抗性
胃食道逆流症患者に有用な検査である。
鼻腔および咽頭の局所麻酔を行った後に、カテーテルを鼻腔から挿入して、胃と食道のpHおよび食道内のインピーダンスを測定する。食道内多
チャンネルインピーダンス・pH測定検査を行った場合は所定点数を算定する。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

234

医療技術名

食道内多チャンネルインピーダンス・pH測定検査

640