よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (173 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

255101

経皮的心房中隔欠損作成術 スタティック法

日本小児循環器学会

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】
ラシュキンド法は、非常に狭小化した心房間交通しかない例、生
後1か月以上経過した例、心房中隔に肥厚がある例では、効果が
不十分であることが知られている.挿入には6Fr以上のシースが
必要であり、下肢静脈閉塞のリスクがある。外科的心房中隔欠損
作成術の場合には、人工心肺を使用する手術で侵襲度が高い。特
に、出生直後の新生児では耐術能も低く、術後のCapillary leak
Syndromeなどのために周術期管理が難しくリスクが高くなる。高
度の肺高血圧例、循環不全状態のFontan術後でも外科治療のリス
クは高い。このため、3Frのシースサイズから対応可能な今回申
請するスタティック法により、治療効果の改善とより低侵襲な治
療が可能となる。
・ラシュキンド法で効果が不十分もしくは不十分と予想される症
例が対象で、これらは従来は外科的心房中隔欠損作成術が施行さ
れた。
・手術の際に算定される人工心肺下全身麻酔技術料がカテーテル
時の麻酔技術料に変更され減額、さらに人工心肺技術料がなくな
り年間100例とすれば42,650,000円削減される。
・上記に加えて、下記でも減額
✔手術に比してRCC輸血の量も減り、FFPや血小板の輸血はほぼ必
要なくなる。
✔入院期間やICU入院期間が手術に比して短縮できる。
✔人工心肺関連の材料費(約50万円/件)

経皮的に左房までカテーテルを挿入し、狭窄も
しくは閉鎖した心房中隔をバルーンカテーテル
にて拡大する。
【対象疾患】
心房間交通が必要な先天性心疾患(大血管転位、
左心低形成症候群、右室低形成など)および後
天性心疾患(肺高血圧など)の症例。年間対象症
例は100例程度と推定される。

【有効性及び診療報酬上の取扱い】

771

・日本循環器学会,日本小児循環器学会など複数のガイ
ドラインで,有効性が認識され推奨されている。
・K手術
・36,900点(外科的心房中隔欠損作成術と同等の扱い)