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提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

245201

内視鏡を用いた狭帯域光による画像強調観察法

日本消化器内視鏡学会

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

・通常の白色光とは異なる狭帯域光を用いた画
像強調観察は、白色光観察では見逃しやすい
・白色光観察では発見が難しい病変の検出を可能とする。
病変の僅かな粘膜の色調や構造変化を強調す
参考症例:胃癌例で、左図の白色光観察画像に比べて右図
ることで、視認性が向上する。
の狭帯域光画像強調観察(LCI)は胃癌の発見が容易である。
・狭帯域光を照射する方法には、レーザー光、
LED光、光学フィルターを用いた方法が実用化
されており、NBI, BLI,LCI, TXI, i-Scan OEが臨床に
使用されている。
・既存項目として拡大内視鏡を用いた狭帯域光
による観察では腫瘍性病変の質的診断、すな
わち範囲診断や深達度診断の精度が向上する
ことが評価されている。一方、本法の非拡大
狭帯域光強調観察では、腫瘍性病変の拾上げ
診断能を向上させる点で有用である。また、
ピロリ感染、潰瘍性大腸炎等の炎症性疾患の
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
診断にも有用との報告がある。
・上部消化管と大腸の腫瘍病変の発見率に関する白色光観察
【対象疾患】
と狭帯域光画像強調観察のランダム化比較臨床試験の結果
では、腫瘍性病変の発見率において、本法の方が上部消化
・消化器内視鏡検査(上部消化管・大腸内視鏡)
管、大腸において約1.6倍、約1.2倍それぞれ高い。
・348万件
厚労省平成31年度NDBによれば、年間約1160万 ・得られている臨床有用性エビデンスを基にした医療経済効
件(上部消化管860万件、大腸300万件)である。 果の試算によると、高い医療費削減効果(年間当たり、上
部191億円、大腸59億円)が期待される。
本申請の非拡大狭帯域光加算の対象は全域を狭
帯域光で観察することを条件としているので対 ・D検査、番号306, 308 , 313
象となるのは全内視鏡検査の最大30% と推測さ ・200点
659
れる。