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提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (122 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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研究結果

⑤ ④の根拠と
なる研究結果等

サルコペニアと骨粗鬆症は加齢に伴う性ホルモンやタンパク同化ホルモンの低下、ビタミンD不足など共通要因が多くあ
り、両者は密接に関連し併存しやすい(Cederholm T et al. Eur J Phys Rehabil Med 2013;49:111-7)。
骨粗鬆症ではサルコペニアを多く合併し、歩行障害やバランス喪失につながる。筋量減少と筋力低下による転倒をもたら
し、骨量減少とあいまって骨粗鬆症性骨折をきたすのである(Oliveira A et al. Clin Rheumatol 2015;34:1673-80)。一方
で骨粗鬆症の存在は将来のサルコペニア発生リスクを有意に上昇させる(Yoshimura N et al.Osteoporos Int 2017;28:18999)。
2a

ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)

年間対象患者数(人)

350,000

国内年間実施回数(回)

700,000

サルコペニア診療ガイドライン(2017年版)

※患者数及び実施回数の推定根拠等

65歳以上のサルコペニア有病率を10%と概算(日本サルコペニア・フレイル学会:サルコペニア診療ガイドライン2017年
版、また下記引用文献より)
本邦の65歳以上人口:3,621万人(令和4年度高齢社会白書より)
3,621万人のうち有病率10%、約350万人が対象患者総数、その10%の35万人が検査施行すると仮定試算。実際の骨塩定量検
査(DEXA法)は年間348万回施行されている(令和3年社会医療診療行為より)
上記実数値と、40歳以上から検査可、最大年3回施行可、BIA法検査の簡便さなどを加味し実施回数(DEXA法:3,500,000回、
BIA法:7,000,000回 計:10,500,000回)を概算した。

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

DEXA法:骨塩定量検査に準じ約15分間 放射線技師による測定
BIA法:測定検査器機に立位で対峙し、手掌測定を器機に設置し測定。約30秒間 器機操作ができれば誰でも可能である

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

DEXA法:骨塩定量検査に準じ、専用室に器機設置が必要
BIA法:被曝がないためどこでも可能であるが、更衣スペースなどが必要である

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

DEXA法:骨塩定量検査に準じる
BIA法:医師の指示責任のもと、誰でも可能であると考えられる

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

特になし

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

DEXA法:骨塩定量検査に準じ低線量の放射線被曝がある
BIA法:生体内に通電するため、心臓ペースメーカーは禁忌である

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特になし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

DEXA法:360点

その根拠

DEXA法:骨塩定量検査(D217 360点)に準じる。BIA法:D207 体液量等測定[1] 体液量測定 細胞外液量測定 60点 はす
でに保険収載されているが、両側の上肢および下肢の四肢に限り取り出して、筋肉量の総和を算出する労力から倍の120点
が相応と思われる

⑩希望する診療
報酬上の取扱い

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

BIA法:120点

その他(右欄に記載する。)

番号

特になし

技術名

特になし

具体的な内容

特になし

増(+)

プラスマイナス

予想影響額

特になし

予想影響額(円)

1,680,000,000

その根拠

DEXA法:350,000回×3,600円=1,260,000,000円、BIA法:350,000回×1200円=420,000,000円 計:16,8億円と概算

備考

特になし

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療
機器又は体外診断薬
(主なものを記載する)

8電極タイプ(四肢に各々電極板があり、各々に電流極と電圧極があるので8電極タイプという)のみが対象。(体重計にプ
ラスして両手電極がついている機種だけが対象であり、その他の一般体重計や体組成計、ヘルスメータータイプの4電極機
種は対象外)

⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医
療保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない

特になし

1120

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。