提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (135 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
286102
不妊治療カウンセリング料
日本生殖医学会
【技術の概要】
不妊症患者の診療において、治療前、治療中、
治療後に精神的支援の必要性を評価し、心理学
的・教育的介入を行って、患者のメンタルヘルス
を改善する。
【対象疾患】
• 不妊症
• 2015年の調査では、夫婦の5.5組に1組であり、
年間60万人程度と推定される。
• 不妊治療中の患者では、精神的支援を要する
中等度以上の気分・不安障害が約4割と推定さ
れる。
• 治療を中止した理由は「精神面での負担」が最
多で、中止患者の半数以上が挙げている。
不妊症患者における気分・不安障害調査結果(n=374)
【既存の治療法との比較】
認知行動療法が不妊症女性の心理に及ぼす影響を調
べた16のRCT(患者総数1102)のメタ解析では、認知行
動療法によってうつ、不安感、不妊症特異的ストレスな
どが有意に軽減された(Wang et al, 2023)。
心理社会的介入が生殖補助医療の成績に及ぼす影響
を調べた12のRCT(患者総数1535)のメタ解析では、認
知行動療法などの心理社会的介入によって妊娠率が有
意に改善した(Ha et al, 2023)。
不妊症
約60万人→治療で約4割(24万
人)に精神的支援が必要?
一般不妊治療
精神的負担による治療中断↓
生殖補助医療
妊娠
精神的支援による妊娠数↑
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
B 医学管理等
生殖医療および精神的支援に精通した心理士・
公認心理師等 1名
250点(1回/週、最大8回)
(外来における種々の医学管理料と同等)
(令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業) 1133