提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (90 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
282201
認知療法・認知行動療法 (適応追加)
日本睡眠学会
【技術の概要】
・認知療法・認知行動療法の対象疾患として、慢性
難治性不眠症を加える。
・不眠症に対する認知行動療法は、睡眠衛生指導、
睡眠スケジュール法、漸進的筋弛緩法などの構成
要素からなり、不眠を慢性化させる行動や思考を
修正して、良質な睡眠が得られる生活習慣を身に
つけることを目的とする。
・慢性難治性の不眠症とは、1年以上に亘って
抗不安薬・睡眠薬の多剤併用がなされている症例
を指す。
【既存の治療法との比較】
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・治療有効性は70~80%に達し、寛解治療終結例も20~30%に及ぶ。
・マニュアルに準拠して専門医が30分以上施行することを条件として、
現行点数で通常6回(最高8回)まで算定可能(世界的基準に準拠)
保険既収載技術
認知療法・認知行動療法
国内エビデンス
多施設ランダム化
比較試験で実証
・不眠症に対する認知行動療法は、全世界的に薬
物療法に比肩する効果を有することが実証され
ている。欧米の不眠症治療ガイドラインにおいて
ファーストラインに位置付けられている。
・睡眠薬治療にみられるような副作用が無いこと、
治療有効例では睡眠薬を確実に減薬できるとい
う大きな利点を有する。
適応追加
欧米ガイドラインにおける
ファーストライン治療
国内ガイドラインでの推奨
実施マニュアルの発刊済
対 象
慢性難治性の不眠症
寛解治療終結:20~30%
再発抑制効果
睡眠薬に要する医療費削減
・合併しやすい抑うつ症状を低減できること、再発
抑制効果が薬剤より優れている。
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診療報酬上の取り扱い
専門医による1回30分以上の実施
を最高8回まで算定可能