提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (156 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
287101
糖尿病等の生活習慣病に罹患した通院患者の診療に対する評価
日本精神科病院協会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
21精神科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
B000
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
有
令和4年度
特定疾患療養管理料
追加のエビデンスの有無
無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
I002 通院精神療法を算定される患者に対して、内科の標榜の有無にかかわらず、糖尿病などの生活習慣病を合併した統合
失調症患者に対して、疾患治療への動機づけと自己管理にかかる指導を行った場合に、指導加算を月1回に限り算定する。
栄養指導が必要な際に対応できる管理栄養士が勤務していることを施設基準とする。
文字数: 150
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
統合失調症、ならびに糖尿病、高血圧症、脂質異常症等の生活習慣病
統合失調症患者では一般人口に比べて約2倍の糖尿病合併があることが明らかとなっている。また外来患者においては肥
満、高血圧、高TG血症、高LDL血症に罹患しているリスクが入院患者に比べ2倍近いことも報告されている。統合失調症患者
は心血管疾患を原因とした死亡により平均余命が一般人口より約15年も短く、この対策のために生活習慣病を予防すること
が望ましいが、それには専門家による意思決定のサポートが重要であることがガイドラインに示されている。精神科外来に
おいて合併症治療への動機づけと自己管理にかかる指導を行うことは非常に重要であり、指導加算を設けて評価していただ
きたい。
文字数: 282
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
糖尿病、高血圧症、脂質異常症等の生活習慣病を合併した統合失調症患者
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
I002通院・在宅精神療法を算定される患者に対して、内科の標榜の有無にかかわらず、糖尿病等の生活習慣病を合併した
統合失調症患者に対して、疾患治療への動機づけと自己管理にかかる指導を行った場合に、指導加算を月1回に限り算定す
る。栄養指導が必要な際に対応できる管理栄養士が勤務していることを施設基準とする。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
I
―
番号
2
医療技術名
通院・在宅精神療法
既存の治療法・検査法等の内容
入院中の患者以外の患者であって、精神疾患又は精神症状を伴う脳器質性障害があるもの(患者の著しい病状改善に資する
と考えられる場合にあっては当該患者の家族)に対して、精神科を担当する医師(研修医を除く。)が一定の治療計画のも
とに危機介入、対人関係の改善、社会適応能力の向上を図るための指示、助言等の働きかけを継続的に行う治療方法であ
る。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
生活習慣病等を合併した統合失調症の通院患者に対して、精神科病院において心身双方の健康管理が可能となり、地域生活
がこれまで以上に定着することが期待できる。
日本精神科病院協会、日本精神神経薬理学会
統合失調症患者の抗精神病薬治療と身体リスクに関する調査(2012)
4
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
ガイドライン等での位置づけ
2020年5月に発表された「統合失調症に合併する肥満・糖尿病の
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
予防ガイド」において、統合失調症患者の肥満・糖尿病の管理が
改訂の見込み等を記載する。)
推奨された。
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