提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (125 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
285101
四肢骨格筋量測定(四肢・体幹の筋肉量、脂肪量) ①DEXA法 ②BIA法
日本整形外科学会
【技術の概要】
加齢による骨格筋の減少(サルコペニア)は,
高齢者のADL低下を来たし,それに起因した転倒によ
る骨折やその他の外傷から運動障害を招き生命リスク
にも関連している.骨量と筋量には相関があり,骨粗
鬆症とともにADL低下の危険因子とされ,高齢者医療
には重要な評価項目として欠かせない.
骨量測定法には,二重エネルギーX 線吸収法
(DEXA)と生体電気インピーダンス法(BIA)があり,
いずれも保険収載されている.骨格筋量の測定法も同
様で,今回骨塩定量測定に準じた保険収載を要望する.
【対象疾患】
疾患:運動器不安定、サルコペニアおよびその他の筋
萎縮
病態:加齢,その他の筋/神経原性および廃用など
症状:全身的な筋力低下,活動性の低下
年齢:高齢者および筋委縮をきたした全年齢
本邦65歳以上人口:3,621万人(令和4年度高齢社会
白書より)
有病率10%,約350万人が対象患者総数,その
10%の35万人が検査施行と概算
【既存の治療法との比較】
骨量ではなく筋肉量を測定する.
骨格筋量測定は体幹を除く四肢の測定で
あること,骨ではなく軟部組織を定量化する
ため,骨密度測定時より低線量ですみ低被曝となる.
既存の骨塩定量検査(D217)は骨密度測定のみであり、
また既存の体液量等測定(D207)は重症内科疾患にの
み適応であり、運動器不安定症やサルコペニアには
非適応である.
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
超高齢社会において、運動器不安定症としてのサルコペ
ニアは、骨粗鬆症と密接な疾患関連である。BIA法や
DEXA法で簡便にサルコペニアの有無や程度を診断する
ことで、将来的なADL低下や骨粗鬆症の1次骨折予防に
大きく寄与する.
D 検査
骨量測定:D217 既存
DEXA 360 点
BIA
60 点
筋肉量測定: 骨量測定に準じて
DEXA 360 点
BIA
120 点
(筋量総和抽出などの労力から倍設定)
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