提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (80 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
覚醒維持検査(MWT)
282101
日本睡眠学会
【技術の概要】
【既存の反復睡眠潜時検査(MSLT)との比較】
・検査室での微光下坐位安静状態において、眠らないよう ・MSLTは診断のための検査。
に指示した状態で4回睡眠潜時を計測する。
・MWTは、覚醒を維持する能力を判定可能な唯一の客観的検査
【対象疾患】
である。
・過眠症状を伴う睡眠障害
・過眠症に対する覚醒促進薬の効果判定はMWTによってのみ
平成27年日本睡眠学会が行った調査によると、年間対象 行われる
患者は100人程度と考えられる。
・海外では運転適性の判定の重要な資料として用いられている。
前夜睡ポリグラフ終了
・MWTの導入により、危険業務での事故数とこれに関する医療
CA:情動脱力発作,SP:睡眠麻痺,SA:睡眠発作.
(分
40
)
費の低減が期待される。
30
20
10
7:00
:
10:00
12:00
14:00
16:00
【診療報酬上の取扱】
・D検査
・5,000点
(時刻)
(同点数のMSLTと検査手法・解析手技が似ているため。)
ポリグラフにて各40分のセッションとして入眠潜時を記録平均入眠潜時=(A+B+C+D) / 4
MSLT, MWTと運転免許に関する各国の報告
ナルコレプシー
OSAS
備考
Australia
MSLT,MWTが客観的眠気評価方法として記載され 診断のためのMSLTについてのみ Commercial driverには、medical
ている(基準値はなし)。
記載。
standardとしてMWT, MSLTによっ
て客観的眠気を測定し、
ESS16点~24点で事故リスクが上がる。
treatment complianceを確認せよ
との記載。
Texus (“Driving rules in Texus”
Medical Advisary board; Department of
State Health
Services EMS Certification and Licensing)
National Highway Traffic Safety Administrationに従 治療効果を確認するまで三か月
い、重症(AHI>20)は治療が終わるまでは運転しな は運転禁止。
いよう、軽症はAHI<10かつESS<10であれば運転
可、中等症(10<AHI<20)は治療が終わってESS<10
になれば可。重症例はMWTをクリアして治療効
果を確認せよと記載有り。
EU(“Sleepiness at the wheel” by French
Motorway Companies and National
Institute of Sleep and Vigilance)
CA:情動脱力発作,SP:睡眠麻痺,SA:睡眠発作.
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OSA重症例にのみMWTの施行を
勧告。
Driving testは睡眠障害以外の部分
で記載。
眠気評価法としてMSLT, MWTを
記載。運転環境とは異なるが、
主観的眠気と相関し睡眠不足を
鋭敏に反映すると記載。