よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (151 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

286203

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

精巣内精子採取術回収精子を用いた際の加点の回数緩和
日本生殖医学会
25産婦人科・産科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

24泌尿器科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

リストから選択



有無をリストから選択

追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

K917
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

区分番号「K838-2」精巣内精⼦採取術により採取された精⼦を⽤いて、術後初めて体外受精または顕微授精を実施する場合に、採取精子調整加算
として、 5,000点を所定点数に加算できる。

文字数: 91

再評価が必要な理由

体外受精または顕微授精を行うにあたり、精巣内精⼦採取術(TESE)で得られた精巣内精子を使用する場合には、より多くの時間と労力を要す
る。1回の採卵で妊娠できるとは限らず、複数回の採卵を要する場合が多いが、TESE術後2回目以降の採卵でTESE回収精子を使用する際も初回と
同様の時間と労力を要することから、TESE術後2回目以降も採取精子調整加算の算定ができるよう要望する。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

TESEで得られた精巣内精子は運動精子数が極端に少ないことが多く、体外受精または顕微授精を行うにあたり運動精子を確保するためには、射精
により得られた精子を用いる場合に比較してより多くの時間と労力を要する。また、不動精子のみの場合には、生きている精子かどうかを確認す
る検査を行って選別する必要も生じる。
1回の採卵で妊娠できるとは限らず、複数回の採卵を要する場合が多いが、TESE術後2回目以降の採卵でTESE回収精子を使用する際も、使用する
精子を確保するために初回と同様の時間と労力を要する。以上より、TESE術後2回目以降も採取精子調整加算が算定できるよう見直しを要望す
る。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

・対象患者:主に無精子症患者
・医療技術の内容:麻酔下に陰嚢を切開し、精巣を露出させ、精細管組織内にある精子を採取する。精子が存在した場合には顕微授精(ICSI)に
用いる。ICSIに用いた残りの精子は凍結保存する。採卵日にTESEを実施することが困難なケースも多く、実際にはあらかじめTESEで採取、凍結し
た精巣精子を融解してICSIを行うことが多い。
・5,000点(TESE術後初回のみ採取精子調整加算として算定可)


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

K917

医療技術名

体外受精・顕微授精管理料
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 1回のTESEで採卵複数回分に小分けして凍結保存できることが多い。現状では2回目以降に採卵を実施して凍結した精巣内精子を含む組織を融解し
てICSIに使用する場合、精子調整に要する時間や労力等については採取精子調整加算として算定できない。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等 改訂版には、精巣内精子採取術に伴う精子回収、選別方法について追記される予定であ
の改訂の見込み等を記載する。)
る。

1149