提案書06(0999頁~1199頁)医療技術評価・再評価提案書 (145 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
286201
抗ミュラー管ホルモン測定要件の緩和
日本生殖医学会
【技術の概要】
【対象疾患】
・抗ミュラー管ホルモンは主に3~9mm程に育った原始卵胞(前胞状
不妊症
卵胞、小胞状卵胞)の顆粒膜細胞から分泌される糖タンパク質
該当なし
【既存の治療法との比較】
・血清又は血漿を検体としてEIA法、CLEIA法又はECLIA法により測定が
可能
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・その時点での女性の「原始卵胞の数」=「卵巣予備能」を知るよ
・現在は、調節卵巣刺激療法の治療方針決定を目的とした場合は6月
い指標
に1回の算定のみが認められている
・その他の「卵巣予備能」の指標(FSH, AFC)と比較し、月経周期の ・要件を緩和し、不妊症の方により広く、早期にこの検査を実施する
影響がほとんどなく、簡便に行える検査
ことで、自身の卵巣予備能を知った上でその後の不妊症検査や治療を
選択することが可能となり、効率よく不妊治療を実施することができ、
早期の妊娠成立に大きく寄与し、大幅な妊娠数の増加が期待できる
・不妊治療において治療の「ステップアップ」(タイミング療法→人
工授精→体外受精)のタイミングは最終的に児を得る為には非常に重
要であり、その判断の材料の一つとして「卵巣予備能」=AMH値を用
いることは極めて有用性が高い
・早発卵巣不全や多嚢胞性卵巣症候群の早期診断、婦人科領域の手術、
がん化学療法、放射線療法の卵巣機能への影響の評価にも有用
【AMH高値の場合】
・高確率でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)が考えられ、卵巣形態より
客観的な指標となる(カットオフは3~4 ng/ml)
・PCOSの場合、一般不妊治療でもOHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリ
スクが高く、OHSS予防において、AMH値がとてもよい指標となる
(カットオフは4~8 ng/ml)
【AMH低値の場合】
・一般不妊治療でも成績低下や妊娠までの期間が延長するとの観察研
究が複数ある(カットオフは1 ng/ml前後)
・卵巣手術の場合、AMH測定で卵巣機能への手術の影響を定量化する
ことが可能
・AMH値が低い場合に不妊治療成績が不良であることを考えると、婦
人科領域の手術、がん化学療法、放射線療法実施前後に測定すること
で、挙児希望患者に妊孕能に影響する重要な情報を提供することがで
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きる