参考資料2:孤独・孤立対策の重点計画(令和4年12月26日孤独・孤立対策推進会議決定) (1 ページ)
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公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai1_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第1回 4/19)《内閣府》 |
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孤独・孤立対策の重点計画
令 和 4年 12 月 26 日 改 定
孤独・孤立対策推進会議決定
Ⅰ 孤独・孤立対策の基本的考え方等
1.孤独・孤立対策の現状
(1)我が国における孤独・孤立に関する状況
①新型コロナウイルス感染拡大前の状況
○ 我が国においては、平成 12(2000)年以降、グローバリゼーションが進む中で、それまで
定着していた終身雇用、年功賃金や新卒一括採用等に基づく日本型雇用慣行が変化し、
パートタイム労働者・有期雇用労働者・派遣労働者といった非正規雇用労働者が増加す
るなど、雇用環境が大きく変化してきた。
また、インターネットの普及等に伴う情報通信社会の急速な進展等により、国民の生活
環境やライフスタイルは急速に変化してきた。
さらに、人口減少、少子高齢化、核家族化、未婚化・晩婚化、これらを背景とした単身
世帯や単身高齢者の増加といった社会環境の劇的な変化が進み、地域社会を支える地
縁・血縁といった人と人との関係性や「つながり」は希薄化の一途をたどってきた。
○ このような雇用環境・生活環境や家族及び地域社会の変化は、雇用形態の多様化や所
得格差の拡大等を背景として、職場内・家庭内・地域内において人々が関わり合いを持
つことによって問題を共有しつつ相互に支え合う機会の減少をもたらし、人と人との「つな
がり」や人間関係を築くことが容易ではない社会になりつつある中で、人々が「生きづらさ」
や孤独・孤立を感じざるを得ない状況を生む社会へと変化してきたと考えられる。
こうした状況は、例えば、国連の「世界幸福度報告」によると、近年、我が国は「社会的
支援(困った時にいつでも頼れる友人や親戚はいるか)」など社会関係資本に関連する指
標が G7の中で下位グループに位置していること等にも表れている。
②新型コロナウイルス感染拡大後の状況
○ 令和2年1月に国内で最初の新型コロナウイルス感染者が確認され、緊急事態宣言の
発出による飲食店等に対する休業要請や感染拡大防止対策、外出自粛要請が行われて
以降、我が国における人々の生活は一変した。
○ 例えば、緊急事態宣言の発出に伴う経済活動の停滞の影響により、休業者の増加だけ
でなく、それまで増加傾向であった就業者数は女性の非正規雇用労働者を中心に大幅に
減少し、就業者の給与水準は減少傾向となった。それらの結果として、生活の困窮をはじ
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