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参考資料2:孤独・孤立対策の重点計画(令和4年12月26日孤独・孤立対策推進会議決定) (48 ページ)

公開元URL https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai1_shiryou.html
出典情報 孤独・孤立対策推進本部(第1回 4/19)《内閣府》
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(1)孤独・孤立に至っても支援を求める声を上げやすい社会とする
③声を上げやすい・声をかけやすい環境整備

困難を抱える在外邦人に対するきめ細やかな支援の充実 【外務省】
ア)現状
海外で生活する在外邦人は孤独・孤立状態に陥りやすい傾向にあり、新型コロナ感染の影
響に伴い、その状況は継続している。こうした状況を踏まえ、各在外公館においては、困難を
抱える在外邦人からの様々な相談に応じ問題の解決を図るとともに、金銭的に困窮し家族・関
係者からも支援を受けられない邦人に対しては、滞在費や帰国費用の貸付けを行っている。
また、精神疾患を抱える邦人については、4つの在外公館(英国、仏、韓国、豪シドニー)が契
約を行っている精神医療専門家による支援を通じ、現地での措置入院や帰国支援につなげて
いる。
イ)課題
在外公館及び在外邦人の間で孤独・孤立問題の認知度を高めること、また、新型コロナが
継続し潜在的に困窮状態に陥る在外邦人が増加し得る中で、適切な邦人援護を行うために必
要な体制を構築していくことが引き続きの課題である。
ウ)目標
短期的には、在外公館の領事自身が孤独・孤立問題についての知識を更に深め、在外邦
人の間でも同問題の認知度を高めていくことを目標とする。
長期的(今後5年程度を目安に)には、国内 NPO 団体と協力しながら、孤独・孤立及びそれ
に付随する問題が原因で困窮する邦人の早期発見と対応に努め、その実態把握に努める。
エ)対策
孤立・孤独に陥った在外邦人が声を上げられるよう、引き続き、各在外公館において邦人に
対する支援を広報しつつ以下の取組を行う。
〇在外で困窮状態に陥り、家族・関係者からも支援が受けられない邦人のための最後のセー
フティネットとして、最低限の滞在費や帰国費用の貸し付け等を行う。
〇海外において精神疾患を抱える邦人の保護・帰国支援のため、現地(上記4つの在外公館)
において精神医療専門家の支援を得る。
これに加えて、国内 NPO 団体とも連携し在外邦人の孤独・孤立等の問題への対応を進め
ていく。

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