参考資料2:孤独・孤立対策の重点計画(令和4年12月26日孤独・孤立対策推進会議決定) (32 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai1_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第1回 4/19)《内閣府》 |
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①孤独・孤立の実態把握
社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築 【文部科学省】
ア)現状
現在、人口減少・少子高齢化、経済変動、新型コロナウイルス感染症による影響等の社会
構造変化により、新しい状況下での社会的孤立・孤独問題が顕在化している。
こうした課題を踏まえ、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発セン
ター(RISTEX)では、令和3年度より、社会技術研究開発事業「SDGs の達成に向けた共創的
研究開発プログラム(SOLVE)」の中で、「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワー
クの構築」の公募枠を新たに創設し、社会的孤立・孤独に至る要因やメカニズムの分析を踏ま
えた、予防の観点からの社会的仕組みの創出に資する研究開発を開始している。
イ)課題
孤立・孤独問題の予防に資する社会的仕組みの創出には、短期的・応急処置的な施策で
はなく、人々の行動や心理、社会的背景を深く洞察する根源的で、横断的・俯瞰的なアプロー
チを通して、再現性のある予防施策を開発・実装するための方法論の研究開発が必要である。
ウ)目標
「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築」では、総合知による人文・社
会科学の知見も活用した研究開発を通じ、人・組織・コミュニティ間の多様な社会的つながり・
ネットワークを構築し、社会的孤立・孤独を生まない社会の実現に寄与することを目標とする。
エ)対策
「社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築」では、総合知による人文・社
会科学の知見も活用し、①社会的孤立・孤独のメカニズム分析、②人や集団が孤立・孤独に
陥るリスクの可視化や評価手法(指標等)、③孤立・孤独を予防する社会的仕組みの創出に向
けた研究開発を推進している。開発した予防施策を概念的なものに留めず実装に繋げるため
に、国内の特定地域や、学校、職場、コミュニティなどを対象として、社会的孤立・孤独の予防
施策の効果検証を含めた概念実証まで行うとともに、研究知と現場知の相互作用の促進、ICT
や芸術分野など異分野との融合的な取組を積極的に推進することとしている。
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