参考資料2:孤独・孤立対策の重点計画(令和4年12月26日孤独・孤立対策推進会議決定) (57 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhonbu/dai1_shiryou.html |
出典情報 | 孤独・孤立対策推進本部(第1回 4/19)《内閣府》 |
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①相談支援体制の整備(電話・SNS 相談の 24 時間対応の推進等)
学生のメンタルヘルスケア支援等 【文部科学省】
ア)現状
各大学等に対し、学生のメンタルヘルスを十分にケアできるよう、学内の組織体制の整備
(相談窓口の設置、電話やメール等での相談にも確実に対応できる体制の確保)、新入生をは
じめとした学生生活に悩みや不安を抱えた学生の把握、カウンセラーや医師等の専門家との
連携等、学生の悩みや不安に寄り添った対応を累次にわたり依頼している。また、各大学等に
おける学生のメンタルヘルス等のケアについて取組状況を調査したほか、各大学等の取組の
充実に資するよう、新入生支援等の取組の好事例(1年生を対象としたオンライン座談会の開
催、感染防止策を講じた新入生交流会の実施等)を収集・展開している。さらに、学生の声を
直接把握するため、学生が抱える悩みや相談先を含め、「新型コロナウイルス感染症の影響
による学生等の学生生活に関する調査」を実施している。
イ)課題
「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」において、3.4%の学生が、孤独感が「しばしば
ある・常にある」と回答しており、その改善に向けた施策を実施する必要がある。また、「新型コ
ロナウイルス感染症の影響による学生等の学生生活に関する調査」において、学生の悩みの
相談先として、学校の相談窓口を回答した割合が 17.4%に留まること等を踏まえ、各大学等に
おいて、より学生が相談しやすい体制づくりに取り組む必要がある。
ウ)目標
短期的には、現在の学生の孤独・孤立の実態や背景を把握し、対応施策を検討・実施する
ことや、大学等に対して学生相談体制の充実を要請することにより、学生の孤独・孤立の実態
に即した取組を進展させることを目標とする。
長期的には、学生の孤独・孤立の実態の推移や新たな課題等を把握し、対応施策の実施
や、大学等に対する継続的な情報提供を行いつつ、学生相談体制の充実を要請することによ
り、学生の孤独・孤立の実態等に即した取組を進展させ、概ね令和5年度以降、学生の望まな
い孤独・孤立の状況を前回調査時点より改善させることを目標とする。
エ)対策
国全体で実施する「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」、文部科学省及び関係機関
で実施する「学生生活調査」、「大学における死亡学生実態調査」等により、学生の孤独・孤立
の実態や悩み、その背景等を把握し、学生生活上の課題に即した対応施策を実施する。また、
大学等に対し、各種調査結果等に関する情報提供をしつつ、学生のメンタルヘルスを十分に
ケアできるよう、学内の組織体制の整備(相談窓口の設置、カウンセラーや医師等の専門家と
の連携、電話やメール等での相談にも確実に対応できる体制の確保)と学生に対する周知、
新入生をはじめとした学生生活に悩みや不安を抱えた学生の積極的な把握等、学生に寄り添
った対応を継続的に要請する。
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