（２）状況に合わせた切れ目のない相談支援につなげる
①相談支援体制の整備（電話・SNS 相談の 24 時間対応の推進等）

性犯罪・性暴力被害者等支援 【内閣府】
ア）現状
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター（以下、「ワンストップ支援センター」
という。）の令和３年度の相談件数は、58,771 件（前年度比 14.9％増）であり、増加傾向が続い
ているところ、内閣府においては、下記の施策を実施している。
（性犯罪・性暴力被害者支援のための交付金）
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターについて、支援員の処遇改善、24
時間 365 日対応化、拠点となる病院における環境整備等が促進されるよう、本交付金によ
り都道府県の取組を支援し、被害者支援機能の強化を図っている。令和４年度現在、全都
道府県、２政令市及び１中核市が交付金を活用している。
（夜間・休日の相談対応を可能とするコールセンターの運営）
令和３年 10 月に最寄りのワンストップ支援センターの運営時間外に対応するコールセンタ
ーを設置し、運営している。
（SNS 等を活用した相談の実施）
多様な相談体制の提供として、SNS 等を活用した相談事業を実施している。
（最寄りのワンストップ支援センターにつながる全国共通番号（#8891（はやくワンストップ））の
運営）
相談者の発信地域等の情報から、最寄りのワンストップ支援センターにつながる全国共通
番号（#8891（はやくワンストップ））を令和２年 10 月に導入し、運営している。
（ワンストップ支援センターへの通話料の無料化）
相談者の利便性向上のため、令和４年 11 月下旬より、ワンストップ支援センター（一部キャ
リアを除く全国共通番号（#8891））への通話料の無料化を実施している。
イ）課題
（ワンストップ支援センターの 24 時間 365 日化の推進、相談員の処遇改善）
ワンストップ支援センターの 24 時間 365 日化の取組を支援し、ワンストップ支援センターの
機能強化を図るとともに、相談員の処遇改善を図る必要がある。
（コールセンターの継続）
夜間・休日に対応できるコールセンターを引き続き運営し、ワンストップ支援センターとの円
滑な連携体制の構築や、緊急時に都道府県と連携した対応を図ることができるよう、体制の
整備を進める必要がある。
（SNS 相談の継続）
多様な相談体制の提供として、引き続き、SNS 等を活用した相談体制の継続が必要である。
ウ）目標
性犯罪・性暴力事案に対してワンストップ支援センター等で 365 日緊急対応ができる都道府
県数を、令和７年までに 47 都道府県とする。
エ）対策

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