本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した薬剤師による副反応報告症例
（厚生労働省受付番号：v2110034188）である。

2022/04/26 薬剤師より追加情報を入手した。

日付不明

SARS-CoV-2（コミナティ筋注）1 回目接種。

日付不明

SARS-CoV-2（コミナティ筋注）2 回目接種。

2022/01/27 午後、本剤 3 回目接種。夜、就労。

2022/01/28 朝、帰宅。その後、発熱が発現。

不整脈;

出血;

失神;
21955
心室細動;

心肺停止;

無脈性電気活動

2022/01/29 朝、解熱。歯科受診し、親知らずを抜歯。

20:06 失神、失禁で家族に連絡。数秒後、目が上転し意識消失。

20:11 心肺停止状態で発見。家族が心肺蘇生法開始。救急隊接触時、致死性不
整脈、心房細動を認め、AED 作動し、DC を 2 回実施。

20:43 吸引後 PEA にラリンゲルチューブ挿入。

20:49 当院到着。口腔内、気管支、鼻からの出血があった。蘇生、投薬される
も、効果なし。

20:59 人工心肺、循環補助装置装着後、集中治療を開始。冠動脈造影検査では
有意狭窄認めず。心筋生検では特記すべき事項なし。

21:22 頭部 CT 施行。くも膜下出血なし。脳出血なし。硬膜下血腫なし。硬膜外
血腫なし。骨折なし。脳浮腫なし。脳室、脳溝の拡張なし。眼窩内に特に異常は
見られない。撮影範囲内の副鼻腔は clear。脳血管障害は見られない。

21:25 肺-骨盤 CT 施行。両肺広範間質影の診断。胸部、腹部腫瘍は見られな
い。

胸部:大静脈剥離なし。大動脈瘤なし。心嚢内液体貯留なし。胸腔内液体貯留な
し。縦隔液体貯留なし。冠血管起始異常不明。冠血管石灰化なし。気胸なし。縦
隔内気腫僅か。両肺にすりガラス影が広範にみられる。上葉上部、両肺下葉背側
に認められ、間質影だが鑑別が難しい。縦隔、肺門、腋窩のリンパ節腫大なし。

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