資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html |
出典情報 | 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
(厚生労働省受付番号:v21128941)である。
2022/02/08 医師より追加情報を入手し、その後、「Dig Endosc」に掲載された
症例である。
肝炎は企業により重篤と判断された。
生来健康であり、下痢・腹痛等は一切認めず。
2021/08/07 本剤 1 回目の接種。患部の疼痛程度あり。
2021/08/20 全大腸炎、静脈血栓が発現。突然 38℃台の発熱、腹痛、水様性下
痢(20 回/日以上)を認めるようになった。近医受診、急性腸炎として整腸剤の
対症療法を受けた。徐々に解熱傾向にあったが、下痢は持続。
大腸炎;
2021/09/05 本剤 2 回目の接種。
肝炎;
21271
糖尿病
肝静脈血栓症;
脾静脈血栓症
2021/09/06
38℃台の発熱再燃。再度近医に受診し、採血で肝障害があり、
CRP 11 mg/dL の状態。
2021/09/07 当院紹介受診、入院。CT で全大腸炎、肝炎の所見。肝静脈、脾静
脈に血栓を認めた。非特異的腸炎、血栓として、絶食、補液、整腸剤開始。血栓
に対してヘパリン 2 万単位で開始。
2021/09/08 大腸内視鏡で全大腸の炎症と潰瘍あり。非特異的な大腸炎と診断。
感染や血管炎、血栓素因は各種検査で否定的であり、保存的治療のみで発熱、下
痢、腹痛の症状は徐々に改善。
2021/09/13
CT 再検で腸炎、血栓、肝炎所見で若干改善傾向。
2021/09/15 腹痛消失。ほとんど解熱したが、まだ水様便が 1-6 回/日あり。
2021/09/20 頃
ほとんど普通便となり、時々水様便あり。CT 検査にて血栓縮小
しており、ヘパリンからエリチュースに変更。
日付不明 徐々に自然軽快。
2021/09/25 症状が落ちついており、退院。
6