資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html |
出典情報 | 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》 |
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2022/03/11 追加情報として、医療品医療機器総合機構を通じて医師より副反応
報告症例(厚生労働省受付番号:v2110034489)を入手した。
2022/04/15 医師より追加情報を入手した。
日付不明 本剤 1 回目の接種。
日付不明 本剤 2 回目の接種。
2022/03/06
12:10 本剤 3 回目の接種。夜間、息苦しさが出現。
2022/03/07 心筋炎が発現。39℃の発熱、胸がちくちくするような痛みを認め
た。解熱鎮痛薬を内服。
2022/03/08 午後、胸痛が続くため前医受診。血液検査実施。心電図で ST 上昇
を認めた。鎮痛薬を処方され帰宅。
22011
心筋炎
2022/03/09 血液検査の結果、CK 525 U/L、CRP 8.09 mg/dL まで上昇し、当院
紹介受診。CK 1,024 U/L、CK-MB 48.7 ng/mL、トロポニン I 16,507 ng/mL、CRP
5.67 mg/dL 上昇。心電図で ST 上昇又は陰性 T 波を認めた。心臓超音波検査で左
室駆出率 49%。びまん性に軽度壁運動低下。わずかに心嚢水あり。大動脈弁狭窄
なし。僧帽弁逆流軽度、三尖弁逆流ごく僅か。経過観察目的に入院。入院時には
痛み、発熱消失。
2022/03/10
CK 改善傾向。
2022/03/11 遅延造影 MRI で左室側壁・後壁の中間部から心尖部にかけて心筋外
膜側優位の広範な遅延造影を認める。Cine MRI では遅延造影領域でわずかに壁
運動低下の疑い。左室壁厚は全周性に 6-7 mm 程度で、局所的な菲薄化、肥厚な
し。T2 強調画像では遅延造影領域に高信号が疑われるが、全体に画像ムラが多
く、あまりはっきりした高信号は確認できず。左室駆出率 50%、HR 86 bpm。
2022/03 症状の回復を認めた。
2022/03/15 退院。
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