資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html |
出典情報 | 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》 |
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め、拡散制限を伴っている。急性壊死性脳症が疑われる。脳表に沿って同様の信
号変化を認め、同様の病態と考えられる。
・両側大脳に小さな拡散性域が散見され、多発性脳梗塞を示唆される。
・MRA では、脳主幹動脈に明らかな異常は指摘できない。
・静脈洞に関しては、左の描出が悪いが、血栓を示唆する信号変化は指摘でき
ず、左右差を見ているだけと考えられる。
・右後頭部に浮腫性変化あり。両側上顎洞、篩骨洞、右蝶形骨洞に液体貯留あ
り。透明中隔/Verga 腔あり。
頭部 MRI 検査(検査日:2021/08/06)
・両側視床、橋:小脳対称性に DWI high、ADC low、FLAIR High、T2 negative、
MRA normal。
剖検(死亡日:2021/08/09)
死因:脳出血
所見:体幹部、四肢の出血斑、ワクチン部や注射部の著名な出血、血性髄液。
本剤接種後の血小板減少を伴う凝固障害が見られ、TTS と考えられたため、死因
と有害事象は関連あり。
追跡調査予定なし。
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