提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (106 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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Magnetic resonance spectroscopy assessment of brain injury after moderate hypothermia in neonatal
encephalopathy: a prospective multicentre cohort study.
2)著者
Lally PJ, Montaldo P, Oliveira V, Soe A, Swamy R, Bassett P, Mendoza J, Atreja G, Kariholu U, Pattnayak S,
Sashikumar P, Harizaj H, Mitchell M, Ganesh V, Harigopal S, Dixon J, English P, Clarke P, Muthukumar P,
Satodia P, Wayte S, Abernethy LJ, Yajamanyam K, Bainbridge A, Price D, Huertas A, Sharp DJ, Kalra V, Chawla S,
Shankaran S, Thayyil S; MARBLE consortium.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Lancet Neurol. 2019 Jan;18(1):35-45.
4)概要
低体温療法を施行した新生児低酸素性脳症223症例の多施設前向き研究の結果、予後予測において、MRSにて測定される神経
細胞活動の指標であるNAAの視床における絶対値が敏感度100%、特異度97%(AUC:0.99)、乳酸/MAA値が敏感度88%特異度
90%(AUC:0.94)といずれも非常に高く、拡散強調像などの他の予後予測能を上回った。MRSを新生児脳症のMR検査のルー
チンプロトコールに入れるべきと結論づけている。
1)名称
Changes in Brain Metabolite Concentrations after Neonatal Hypoxic-ischemic Encephalopathy.
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Shibasaki J, Aida N, Morisaki N, Tomiyasu M, Nishi Y, Toyoshima K.
Radiology. 2018;288:840-8.
4)概要
中等症以上の新生児低酸素性脳症児の深部灰白質における生後96時間以内の早期MRS、25例分と7-14日の通常MRS,64例(うち
21例が2回とも施行)を後方視的に解析したところ、早期、通常MRSともに予後不良予測能はNAA,Choline, Creatineの絶対
値、Lactate/NAAともに非常に高いAUC(0.94-1.00)を示した。また、予後不良例では経時的なNAA,Choline, Creatineの絶
対値の低下傾向を示した。
⑯参考文献1
⑯参考文献2
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
⑯参考文献3
4)概要
1)名称
⑯参考文献4
⑯参考文献5
Proton MRS の臨床有用性コンセンサスガイド 2013 年度版
日本磁気共鳴医学会プロジェクト研究 Proton MRS の臨床有用性検討会編
http://www.jsmrm.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/files/uid000003_E985
8DE5B883E794A8E696B04D5253E382ACE382A4E38389E383A9E382A4E383B3323031332E706466
1. NAA の欠失あるいは の欠失あるいは Cr の欠失等あるべきピークが存在しな い場合、特異的疾患が示唆される。(
Grade A)
2. NAA のピークが著高を示す場合特異的な疾患唆される。( Grade A)
3. 通常存在しないピークがする場合特異的疾患示唆され。 (Grade B,C1)
4. 病態に即したパターンを示す疾患とて dysmyelination, demyelination, neuronal degeneration, white matter
rarefraction, hyperammonemia, mitochondrial disorder が あり、proton MRS の追加が有用である。 (Grade Bないし
C1)
Special Review: Clinical proton MR spectroscopy in central nervous system disorders.
2)著者
1.Oz G, Alger JR, Barker PB, Bartha R, Bizzi A, Boesch C, Bolan PJ, Brindle KM, Cudalbu C, Dinçer A, Dydak U,
Emir UE, Frahm J, González RG, Gruber S, Gruetter R, Gupta RK, Heerschap A, Henning A, Hetherington HP, Howe
FA, Hüppi PS, Hurd RE, Kantarci K, Klomp DW, Kreis R, Kruiskamp MJ, Leach MO, Lin AP, Luijten PR, Marjańska M,
Maudsley AA, Meyerhoff DJ, Mountford CE, Nelson SJ, Pamir MN, Pan JW, Peet AC, Poptani H, Posse S, Pouwels PJ,
Ratai EM, Ross BD, Scheenen TW, Schuster C, Smith IC, Soher BJ, Tkáč I, Vigneron DB, Kauppinen RA; MRS
Consensus Group.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Radiology. 2014 Mar;270(3):658-79.
4)概要
1H-MRSは小児脳に1990年頃より使用され、欧米では特別な研究機関や小児病院ではルーチン検査に含まれている。
新生児低酸素性脳症においては、早期に脳損傷を検出し予後予測に有用なばかりでなく、低体温療法などの治療法の評価に
も使用される。
小児中枢神経の先天性代謝性疾患では、異常な代謝物の蓄積や減少が神経毒性や機能不全を惹起するが、それををMRSにて
直接in vivoで検出することで診断可能である。代謝物の微量変化では、注意深い定量が必要になり、小児では対照となる
ボランティア検査が難しいが、通常のMRI検査に訪れた正常に近いデータを用いることにより、ハンター症候群やプロピオ
ン酸血症で成果が上がっている。
1)名称
Comparison of Predictive Values of Magnetic Resonance Biomarkers Based on Scan
Timing in Neonatal Encephalopathy Following Therapeutic Hypothermia.
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Shibasaki J, Niwa T, Piedvache A, Tomiyasu M, Morisaki N, Fujii Y, Toyoshima K, Aida N.
J Pediatr. 2021 Dec;239:101-109
4)概要
低体温療法を受けた98人の新生児(35-45週出生)で、生後24-96時間と7-14日のMRSで得られるNAA濃度などと拡散強調像か
ら得られるADC値の生後18ヶ月以降の予後予測能を調べたところ、前者は生後2週まで非常に高い予測能を示したが後者は96
時間以内でしか有用性を示さなかった。
※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。
1907