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提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (88 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図

「子宮腺筋症病巣除去術」について

【技術の概要】
⚫ 開腹下に子宮腺筋症の病巣を除去したの
ち子宮を縫合修復して子宮温存を行う。
【対象疾患】
⚫ 子宮腺筋症
子宮内膜類似組織が子宮筋層内にでき、月経
痛・月経過多・骨盤痛をきたす。推定患者数は
13.2万人。

【既存の治療との比較】
⚫病巣が正常筋層内に複雑に入り込み正常筋層と分離除去
が困難とされ、手術法は従来から子宮摘出術。
⚫近年妊孕能の温存を希望する子宮腺筋症患者が増加し、
妊孕能温存を目的として本手術が行われるようになった。
⚫高周波切除器を用いる方法が行われているが、そのほかの
デバイスも用いられており、デバイスによらず病巣除去が症
状と妊孕能の改善に有効である。
【有効性】
⚫月経痛、月経過多がほぼ全例で改善
⚫妊孕能の改善(流産率低下、生産率上昇)

1. 開腹、病巣を直視下に同定
2. 病巣と正常筋層の境界部分を指
で探りながら病巣を切除・除去
3. 子宮筋層を縫合修復

子宮
【診療報酬上の取り扱い】
⚫K手術
⚫腹式子宮筋腫摘出(核
出)術や腹腔鏡下子宮筋
腫摘出(核出)術よりも技
術的に難しく、技術が必
要と考えられるため、
59,862点を算出した。

子宮腺筋症
正常筋層との境界が不明瞭

子宮腺筋症
1889