提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (90 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
2,207,594人
208,578回
※患者数及び実施回数の推定根拠等
令和2年度NDBデータによると乳房撮影は年間 2,207,594件である。トモシンセシスの撮影が可能なのは、デジタル乳房撮影
装置の中の一部の乳房撮影装置に限られる。日本医学放射線学会の調べでは2023年2月末時点で、乳房撮影装置の全国台数
は5,292台で、さらにトモシンセシス撮影ができる装置は1,000台である。対象検査件数は 2,207,594件×1,000÷5,292=
417,156件(小数点以下切り捨て)となるが、トモシンセシスの機能があっても必ずしも撮影される訳ではないので、撮影
件数は検査総数の約50%で撮影されるとすると、年間実施回数は417,156x0.5=208,578回と推定される。
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
実施にあたっては、現行の乳房撮影と同等の読影に習熟した医師(マンモグラフィ読影認定医[日本乳がん検診精度管理中
央機構])、撮影技術に習熟した技師(検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師[日本乳がん検診精度管理中央機構])
が携わることが望ましい。前記資格に加えて、乳房画像診断を熟知した放射線診断専門医(日本医学放射線学会)または乳
腺診療に熟知した乳腺専門医(日本乳癌学会)による読影が望ましい。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
日本医学放射線学会放射線診断専門医(認定医)または日本乳癌学会乳腺専門医(乳腺認定医)が所属する
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
外保連試案:乳房デジタル特殊撮影(施行医
技術度:D
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
日本医学放射線学会・日本放射線技術学会編
マンモグラフィガイドライン第4版
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
問題なし
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
技師:1名15分)
点数(1点10円)
100
その根拠
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):23,579円
外保連試案2022掲載ページ:422-423
外保連試案ID(連番):R11-45-2630
技術度:D 医師(術者含む):1 看護師:0 その他(技師):1 所要時間(分):25分
------------------------------------------------------------------(ここまで)
要望点数:100点(E001 写真診断 4乳房撮影 乳房トモシンセシス加算 50点 + E001撮影 4乳房撮影 ロ デジタル撮
影 乳房トモシンセシス加算 50点 として)
①外保連試案点数(R11 45-2630):23,579円(2,357.9点)
②現行の点数:デジタルマンモグラフィ撮影料202+診断料306+画像診断管理加算(1)70+電子画像管理加算54=632点
②-①=-1,725.9点であるが、100点(写真診断 トモシンセシス加算 50点+撮影 乳房トモシンセシス加算 50点)を要
望。
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
区分
予想影響額
協力者
区分をリストから選択
妥当と思われる診療報酬の区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
医師:1名10分
E
番号
技術名
002-4イ
撮影 乳房
具体的な内容
令和2年度NDBデータによると乳房撮影のうちアナログ撮影は13,990回であり、すでに全体の0.6%のみとなっている。精度管
理上の問題もあり、アナログマンモグラフィ撮影料192点を20点減額した172点とすることを要望する。
プラスマイナス
予想影響額(円)
139,869,352円
アナログ
増(+)
その根拠
⑥の普及性で述べた年間実施件数をベースに、マンモグラフィ全体での予想影響額について試算した。
トモシンセシスによる増点は100点であり、208,578×1000円=208,578,000円の増額となる。
アナログマンモグラフィ撮影料192点を20点の減額して172点ととすることで13,990回×200円=2,798,000円が減額となる。
また、トモシンセシス撮影により異常なしと判断されることで、デジタルマンモグラフィによる同年内の経過観察撮影が行
われないもの5%あるとすると、208,578回×0.05×6320円=65,910,648円が減額となる。
総じて139,869,352円の増額となる。
備考
特になし
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
あり(別紙に記載)
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
1)収載されている
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
アメリカ合衆国 Medicare:2D撮影$160.62 (77066:読影料$47.44,撮影料$113.18)に乳房トモシンセシスを追加した際
に$53.54 加算(G0279:読影料$29.14,撮影料$24.40)、合計 214.16 (77066+G0279:読影料$76.58,撮影料$137.58)
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
特になし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
特になし
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