提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (141 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
⑯参考文献1
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
⑯参考文献2
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
貯血式実施基準(2020)
https://www.jsat.jp/jsat_web/down_load/pdf/cyoketsushikijikoketsushishin_2020.pdf
≪保存前白血球除去フィルター使用を強く推奨する日本自己血輸血・周術期輸血学会のガイドライン≫
2007年、208年、2014年に改訂し2020年に最終改訂を行った貯血式実施基準2020は、貯血式自己血輸血のガイドラインとし
て最低限順守すべき必須事項を記載している。特に使用する採血バッグとして、バッグ内凝集塊産生を抑制する観点から,
保存前白血球除用血液バッグの使用を強く推奨している。
赤血球濃厚液―LR「日赤」の保存中に形成される凝集塊について
田村暁、秋野光明、勝又雅子、本間稚広、加藤俊明、池田久實
日本輸血細胞治療学会誌 2010, 56(5);612-617
≪日本赤十字社が供給する献血血液において保存前白血球除去フィルターの有効性を示す報告≫
日本赤十字社が2007年まで製造・供給していた赤血球濃厚液(RC-MAP)には保存に伴う大小の凝集塊の形成が報告されてい
た。凝集塊は輸血セットへの目詰まりや肺塞栓を誘発する危険性が示唆されている。保存前白血球除去が導入され、大凝集
塊や微小凝集塊の形成に関する報告はみられなかった。
RC-MAPとRCC-LR(保存前白除後)のそれぞれの凝集塊重量は3週保存後は0.4gと0.0g、6週保存後では0.8gと0.0gで優位の差
があった。
産科患者の自己血貯血における白血球除去フィルター導入効果の検討
城田さつき、大石理江子、五十嵐剛、ほか
臨床麻酔44:989-990,2020
4)概要
≪貯血した自己血で保存前白血球除去フィルターにより凝集塊産生が抑制されたことを示すfirst report≫
輸血時のルート閉塞の主因である凝血塊の発生頻度を白血球除去フィルター使用前後で検討。
産科症例の凝血塊発生率はフィルター使用前66.7%→使用後0%(p=0.00081)
他科症例の凝血塊発生率はフィルター使用前5.6%→使用後0%(p=0.00083)
後ろ向き調査であったが、患者における自己血貯血の凝結予防に白血球除去フィルターの有用性が示唆された。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Yersinia septic shock following an autologous transfusion in a pediatric patient.
Benavides S, et al.
Transfusion and Apheresis Science 28: 19-23, 2003
4)概要
FDA血液製剤諮問委員会への勧告では「1975年の最初の報告以来、合計29例のエルシニア菌血症とエンドトキシン血症が世
界中で確認されており、うち17名が死亡した。」と報告されている。自己血輸血でも4例の整形外科患者でエルシニア菌血
症とエンドトキシンショックが報告されいる。
本論文は4例の中の1例で13歳の側攣症手術患者はエンドトキシンショックにより両下肢切断を余儀なくされている。長期保
存した血液中のエルシニア菌増殖によるものと考えられる。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
2022年12月14日 製品情報 「(照射)赤血球液-LR「日赤」の有効期間変更のお知らせ」
日本赤十字社
輸血情報 2022年12月14日
4)概要
2023年3月13日採血分から(照射)赤血球液-LR「日赤」の有効期間が採血後21日間から採血後28日間へ変更された。主因と
して保存前白血球除去フィルターを使用することにより、エルシニア菌汚染リスクが防止できるからと報告されている。
⑯参考文献3
⑯参考文献4
⑯参考文献5
日本自己血輸血・周術期輸血学会
日本自己血輸血・周術期輸血学会
※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。
1942